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ヒューゴ・ウィーヴィング、『キャプテン・アメリカ』レッドスカル役「二度とやりたくない」発言から4年、現在の心境は

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でレッドスカル役を演じ、荒唐無稽なキャラクターに説得力を与えたヒューゴ・ウィーヴィング。『マトリックス』のエージェント・スミス役のほか、『ロード・オブ・ザ・リング』『トランスフォーマー』など大作映画に数多く出演している名優だ。

新作映画『ハクソー・リッジ』の公開を控え、ウィーヴィングは米Yahoo.comのインタビューで過去の出演作を振り返っている。その中にはレッドスカル役も含まれていたのだが……その胸中は複雑なようだ。

基本は「楽しかった」

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』について、ウィーヴィングはまずポジティブな印象を述べている。

「典型的な“ナチスを克服したい男”を演じるのはとても楽しかったですね。ヒトラーなんてクソだ!っていう(笑)。僕が取り入れた過剰なドイツ風アクセントも、とんでもないマスクやコスチュームも楽しかった。ただ、あれは信じられないほど暑くて。僕はマスクで演技するのが好きなんです。マスクに命を吹き込んだり、マスクで隠れてるものを露わにするのが楽しい。『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)もそのひとつですけど、あっちはレッドスカルよりも内面が動かない役ですね。」

ウィーヴィングはマスクに対する演技のアプローチを明かしているが、思えば彼の出世作ともいうべき『マトリックス』のエージェント・スミス役も「マスクを付けたキャラクター」と呼べそうだ。長年の経験から培われた演技が一連の「マスク・キャラ」に説得力を与えたのだろう。

あれから4年、気持ちは変わった?

ところが『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が公開された直後、ウィーヴィングは同作を決して肯定的に捉えていなかった。2012年のインタビューで、彼はこう話しているのだ。

「(レッドスカルは)二度やりたい役じゃない。演じられたことはうれしいですけど。」

当時、ウィーヴィングはマーベルと『ザ・ファースト・アベンジャー』以外にも数本の映画に出演する契約を交わしていた。そのことが彼の胸中をより複雑にしていたようだ。

「何本かの映画に出る契約だから、出演しろと言われれば渋々やると思う。でも彼らは、“やりたくない”と思ってる人間にはそんなこと求めないでしょう。あの手の映画に僕ができることはもうないと思うんです。出演したこと、挑戦したことは良かった。でも正直に言うと、僕自身が深く追求できたり、本当に興奮する種類の映画じゃないんです。」

この発言から約4年が経過した2016年、彼の心境もずいぶん落ち着いたようだ。マーベル映画について語る現在のウィーヴィングから、かつての発言の真意を思わせる言葉が聞こえてきた。

「マーベルとは本当に普通の仕事をしました。契約を交わして、ジェットコースターを楽しむ。俳優にとってはそう難しいことじゃないんですよ。でもマーベル・ユニバースで難しいのは、すごく技術的なCGの世界に、人間としての一面をきちんと繋いでおくことなんです。」

ところで、ウィーヴィングとマーベルの契約はその後どうなったのだろうか。『ザ・ファースト・アベンジャー』でレッドスカルが死んだという描写はないため、コミック同様、どこかで現代まで生きている可能性もありそうだ。もしかして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で再登場したりしないものか……。ちなみに今後レッドスカルを演じる可能性について、ウィーヴィングはこう話している。

「僕が再び(マーベル映画に)戻って、また別の作品に出演するかどうかはわかりません。レッドスカルがどうなるのかはマーベル次第です。」

「二度とやりたくない」と述べたウィーヴィングも、いつかMCUに復帰する日が来るかもしれない。彼の演じるレッドスカルを、またスクリーンで観られる日は来るのだろうか……?

source: https://www.yahoo.com/movies/role-recall-hugo-weaving-on-his-journey-from-priscilla-to-the-matrix-to-the-dressmaker-130831224.html
http://collider.com/hugo-weaving-the-hobbit-trilogy-interview/

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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