エディ・レッドメイン、ルッソ兄弟製作映画で主演 ─『グリーンブック』監督が交渉中、ケンブリッジ・アナリティカ社を巡る物語描く

『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどのエディ・レッドメインが、アンソニー&ジョー・ルッソ製作による新作映画にて主演を務めることがわかった。『グリーンブック』(2018)などのピーター・ファレリーが監督として契約交渉中だ。米Colliderが報じている。
タイトル未定の本作は、ケンブリッジ・アナリティカという実在のデータコンサルティング会社を題材とした作品。個人情報を不正に収集および使用し、ドナルド・トランプの大統領選挙当選や、イギリスのEU離脱に大きく影響を与えたとされている会社だ。2018年、Facebookの個人情報の不正取得が疑われていたことから、顧客離れが深刻化してしまい、最終的に廃業に追い込まれた。もっとも不正問題については最後まで断固として否定されていたのである。
そんなデータコンサルティング会社を描く本作にて、エディ・レッドメインはクリストファー・ワイリーといった同社の元社員であり、不正を自ら暴露した内部告発者役を演じるようだ。映画版ではひとりの社員の視点のもと、世界を揺るがした不正が暴かれていくということだろう。またワイリーはピンク色の髪が特徴的。レッドメインも髪色を染めるのか気になるところだ。
脚本を手掛けるのは、クリストファー・マルクス&スティーヴン・マクフィーリー。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2018)などのマーベル・シネマティックユニバース(MCU)作品をはじめ、『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』といった実話を題材にした映画の脚本を執筆したことでも知られる逸材たちだ。
監督には以前まで、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)「ワンダヴィジョン」(2021)などのマット・シャックマンや、『ハロウィン』シリーズのデヴィッド・ゴードン・グリーンが登板するとも伝えられていた。なお本企画の資金調達はすでに完了しているが、撮影時期については不明とのことだ。
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Source: Collider