「ウォーキング・デッド」ノーマン・リーダス、ハーシェル役と過ごした最後の日を振り返る

「ウォーキング・デッド」全11シーズンでダリル・ディクソン役を演じたノーマン・リーダスが、2018年に亡くなったハーシェル役のスコット・ウィルソンと過ごした最後の日を振り返っている。
ウィルソンは「ウォーキング・デッド」シーズン2~4にわたり、農夫のハーシェル・グリーン役として出演。主人公リック(アンドリュー・リンカーン)が率いるグループのモラル的な存在だっただけに、残酷なラストを迎えたときは視聴者に大きなショックを与えた。
リーダスは、同じく「ウォーキング・デッド」卒業生であるジョン・バーンサルのPodcast番組に出演した際、ウィルソンについて「自分は父親のことをあまり知らなかったからこそ、その年代で本当に尊敬できる人を見つけると、その人に忠誠を示すんだと思う」とコメント。続いてウィルソンと最後に過ごした日を、次のように振り返った。
「スコットはとてもオープンで、とても正直でした。最後にスコットに会った時、彼の家にみんなで集まって、彼が出演した『冷血』のオーディションを観たんです。隣同士で座っていたんだけど、(オーディションで)彼はあまりうまく喋れてなくて。とても静かな部屋でみんなで観ていたんだけど、僕が彼を見たら、彼もこっちを見てきたんです。それで僕が“あんたはひどい野郎だ”と言ったら、彼は笑い出したんですよ。」

ウィルソンは2013年に「ウォーキング・デッド」を去った後、2018年10月6日に白血病の合併症のため亡くなった。リーダスはウィルソンの葬儀に行けなかったらしく、その後悔を引きずっているようだ。「彼の葬儀に参列できなかったことを後悔しています。彼が亡くなったのは娘が生まれた日で、陣痛中だったから行けなかったんです」。
なお、ウィルソンは「ウォーキング・デッド」シーズン9でサプライズ出演を果たしているが、彼のシーンは生前に撮影され、亡くなった後に放送された。同エピソードを監督したグレッグ・ニコテロは、番組のアフターショー「トーキング・デッド」にて次のように語っている。「スコット・ウィルソンが戻ってきたという事実が、僕の誇りです。彼がいかに重要であったかを絶えず思い出させてくれます」。

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Source:Screen Rant