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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』イモータン・ジョー役ヒュー・キース・バーンが死去、シャーリーズ・セロン&公式が追悼コメント

マッドマックス 怒りのデス・ロード
© Warner Bros. Feature Productions Pty Limited, Village Roadshow Films North America Inc., and Ratpac-Dune Entertainment LLC

『マッドマックス』(1979)で凶暴な暴走族を率いるトゥカッター役、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で荒廃した世界を恐怖と暴力で支配するイモータン・ジョー役などで知られる名優ヒュー・キース・バーンが、2020年12月1日(現地時間)に亡くなった。73歳だった。

ヒュー・キース・バーンの訃報を報告したのは、映画『スカイハイ』(1975)で仕事を共にしたブライアン・トレンチャード=スミス監督。Instagramにて、撮影当時の写真と共に彼との思い出などについて振り返っている。

「友人のヒュー・キーズ・バーンが病院で息を引き取ったことを報告するのが悲しくて仕方ありません。オーストラリアに定住した元ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの俳優は、『スカイ・ハイ』で仕事を共にして、『マッドマックス』のトゥカッター役、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョー役として世界的に高い知名度を誇っていました。この写真は、彼が私の作品を含めて全ての作品に対して、ユーモアを与えてくれていたことが反映されています。彼は46年間、立派な俳優であり続けて、私と妻のマーガレットと良き友人でした。センテニアル・パークで共有した家では、彼のパートナーであるクリスティーナ、俳優仲間や芸術家達(マカオ・ライト・カンパニー)と沢山の幸せな日曜日の朝を過ごしました。クリスティーナ、ジャック、ショーン、ティム、ラルフ、ロビーナ、私達は君の事を想うと心が痛みます。彼は寛大な心を持っていて、困っている人に救いの手を差し伸べたり、ホームレスの若者達に滞在出来る場所を提供したりしていました。世間的に広がる前から、社会正義や環境保全に関心を抱いていました。彼の人生は、人類は一つであるという考えで満たされていました。私達は彼が教えてくれた手本と友情を恋しく思うでしょう。」

また、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョーに反旗を翻し、逃走計画を実行するフュリオサを演じたシャーリーズ・セロンも、ヒュー・キース・バーンに対する追悼の言葉を、自身のTwitterにて投稿している。

「ヒュー・キース=バーン、どうぞ安らかにお眠りください。親切で美しい魂を持つあなたが邪悪な支配者を演じられた事が不思議でなりませんでした。友人よ、あなたが居なくなることが寂しくて仕方がありません。」

そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の米公式Twitterも本編のイモータン・ジョーの言葉を引用して、追悼の言葉を送っている。「俺のお宝を取り返してこい。お前の魂は英雄の館へ俺が運んでやる。お前の魂は永遠に光り輝く。」

ヒュー・キース・バーンは、バイク映画『マッドストーン』(1974)で映画初出演を果たした。その後、メル・ギブソン&ジョージ・ミラー監督『マッドマックス』に出演して一躍有名俳優となり、36年の時を経て別役で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演した。その他の出演作には、ルトガー・ハウアー主演『サルート・オブ・ザ・ジャガー』(1986)、キアヌ・リーブス&モーガン・フリーマン共演『チェーン・リアクション』(1996)など。

ご冥福をお祈りします。

Source: Deadline , Charlize Theron , Brian Trenchard-Smith , Mad Max

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。