Menu
(0)

Search

『スター・ウォーズ』チューバッカ役ピーター・メイヒューが逝去

Photo by randychiu https://www.flickr.com/photos/randychiu/5587364777

映画『スター・ウォーズ』シリーズで長年にわたってチューバッカ役を演じてきた俳優のピーター・メイヒューが、2019年4月30日に亡くなった。74歳だった。ピーター・メイヒューの公式Twitterアカウントが知らせた。北テキサスの自宅にて、家族に看取られて旅立ったという。

ピーター・メイヒューは、『スター・ウォーズ エピソード4 /新たなる希望』(1977)『エピソード5 /帝国の逆襲』(1980)『エピソード6 /ジェダイの帰還』(1983)の3部作にハン・ソロの相棒として出演。プリクエル3部作では『エピソード3/シスの復讐』(2005)でヨーダとの知られざる縁を見せた。

チューイの愛称で呼ばれ、レイア姫からは「歩く絨毯」とあしらわれたこともあったこの愛すべきウーキー族は、新三部作には『フォースの覚醒』(2015)にも登場。『最後のジェダイ』(2017)からは、『フォースの覚醒』一部シーンでも代役を務めたヨーナス・スオトモに二代目を譲り、自身はコンサルタント役にまわっていた。

ピーター・メイヒュー公式アカウントからのメッセージ

ピーター・メイヒューの公式アカウントは訃報と共に、「彼にとってスター・ウォーズ・ファミリーは、映画の役柄以上に大きな意味があるものでした」とメッセージを発表している。

「(スター・ウォーズ・ファミリーと)芽生えた関係性は、彼が何十年も愛し続ける親友と家族の関係にまで発展しました。映画が公開されて有名になると、彼はこのスター・ウォーズの世界の中で何が成し遂げられるだろうと着目し続けてまいりました。過去30年にわたって彼は世界中を旅して、ファンや友人らと過ごしてきました。ピーターは何百万人と触れ合うコンベンションを通じて、他のキャストや自分のファンたちと生涯に渡る友情を築き上げてきました。第501軍団、Wounded Warriors、Make-a-Wishなどの非営利団体の皆様とは、長年深いお付き合いがございました。」

チャリティ活動にも熱心だったピーター・メイヒューは、病や怪我などに苦しむ子どもたちの負担を軽減するための非営利団体「ピーター・メイヒュー基金(The Peter Mayhew Foundation )」も設立。今後も、ピーターの妻アンジーが活動を続けていくという。

マーク・ハミル、ヨーナス・スオトモ、ハリソン・フォードの追悼

訃報を受け、キャストらも追悼のコメントを発表。最も親交の長い人物のひとりであるルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは「最も紳士的な大男で、その身体よりも大きな心の持ち主でした。いつも僕を笑顔にしてくれた、大好きで忠実な友人。一緒に思い出が作れて光栄です。彼に出会って、僕はより良い人間になれました。ありがとう、ピート」とのメッセージと共に、2人で撮った写真を掲載している。

二代目としてピーターからチューバッカ役を譲り受けたヨーナス・スオトモも「友人であり師匠である、偉大なるピーター・メイヒューの訃報を聞き、驚いています」として次のメッセージを発表した。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly