『デッドプール』原作者、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン復帰を発表前から知っていた

「ヒュー・ジャックマンが『デッドプール3(原題)』でウルヴァリン役に復帰する」。2022年9月28日に発表されたこのニュースは、世界中のマーベルファンを驚愕させた。長らく待ち望まれてきたことながら、本当に実現するとはさほど信じられていなかった、そんな衝撃の展開がとうとう現実のものとなるのだ。
もっとも、“デッドプールの産みの親”として知られる原作者のロブ・ライフェルドは、このニュースを少し前から知っていたことを明かしている。米ComicBook.comのインタビューにて、ロブは「ディズニーのミーティングがあった翌日、業界の友人から連絡があった」と語っているのだ。いわく、その友人はエンターテイメント業界の重鎮で、「今までに間違ったことのない人物」だという。
「彼から電話がかかってきて、“ヒュー(・ジャックマン)が契約したぞ、ウルヴァリンが帰ってくる”と言うんです。彼らはやる気だ、俺を疑うなよ、間違いない、契約が結ばれたんだ、と。だから僕も、彼らがいつ撮影しようとしているとか、そういう情報はいろいろと知っていましたし、それらは正しいようでした。けれど、いつ発表されるのかは誰も知らなかったんです。」
過去にもロブは『デッドプール』続編についての質問を受けていたが、少なくとも2020年夏の時点では何も聞かされていなかった模様。ディズニーによるフォックス買収を経て、当時は「作られることはないかも」とさえ言っていたのだ。しかしその後、実際に企画が動き出し、ロブのもとにも情報が随時届いていたらしい。
なお、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を演じるのは2017年製作『LOGAN/ローガン』以来だが、ライアン・レイノルズがデッドプール役を本格的に再演するのも2018年製作『デッドプール2』以来。2024年の公開時、スクリーンへの登場はそれぞれ7年ぶり、6年ぶりとなるから、意外にも休止期間はあまり変わらなかったことになる。これについて、ロブは「彼らにも休みが必要だったのかも」と述べた。
映画『デッドプール3(原題)』は2024年9月6日に米国公開予定。監督は『フリー・ガイ』(2021)のショーン・レヴィ、脚本はシリーズを手がけてきたレット・リース&ポール・ワーニックが執筆する。
Source: Comicbook.com