マーゴット・ロビーが『妖怪巨大女』役か ─ ティム・バートン監督作に交渉中

世界的な大ヒットとなった『バービー』(2023)に主演し、アカデミー賞演技賞に2度ノミネートされたマーゴット・ロビー。人気と実力を兼ね備えたロビーが、名匠ティム・バートンが監督を務める1950年代の映画『妖怪巨大女』の再リメイク版に、主演・製作として交渉中であることが明らかになった。米Varietyが報じている。
2024年2月、バートンが1958年のSFホラー映画『妖怪巨大女』の再リメイクに取り組んでいると伝えられた。オリジナル版は、エイリアンとの遭遇により50フィート(約15メートル)に巨人化した裕福な人妻が、浮気した夫に復讐するというストーリー。1993年には、ダリル・ハンナ主演のリメイク版『ダリル・ハンナの ジャイアント・ウーマン』が公開されている。
交渉が成立すれば、ロビーは巨人女役を演じる見込み。自身の製作会社LuckyChapのパートナーであるトム・アッカーリーとジョージー・マクナマラとプロデュースも担当する。
監督のバートンは、『アダムス・ファミリー』(2019)のアンドリュー・ミットマン、『ビートルジュース ビートルジュース』(2024)のトミー・ハーパーとプロデュースを兼任。「コンサルタント」(2023)のカイ・ドルバシアンが製作総指揮を務める。
脚本は、『ゴーン・ガール』(2014)のギリアン・フリンが初稿を執筆したものの、他の仕事の都合でプロジェクトを離脱。現在、製作チームは新たな脚本家を探しており、ロビーの出演は脚本の最終版次第となる。
このプロジェクトは、ワーナー・ブラザースによる近年の大ヒット作『バービー』を生んだ成功コンビの再タッグとなる見込みだ。スタジオはLuckyChapとの関係継続に意欲的で、今後の共同プロジェクトに向けて複数年のファーストルック契約を締結している。
ロビーは多彩な役柄をこなすことで知られ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2913)で注目を浴びた後、『スーサイド・スクワッド』(2016)でハーレイ・クイン役を熱演して一躍スターに。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)ではアカデミー賞主演女優賞に初ノミネートを果たし、高い評価を得ている。
ロビーの出演が決定すれば、その存在感と演技力でキャラクターに深みを与え、単なるホラー作品以上のドラマ性が期待できそうだ。
一方、バートンは独特のダークで幻想的な世界観を持つ映像作家で、『ビートルジュース』(1988)『シザーハンズ』(1990)、『チャーリーとチョコレート工場』などの代表作で知られている。現在はドラマシリーズ「ウェンズデー」で再び世界を席巻中だ。
▼ マーゴット・ロビーの記事

『嵐が丘』本予告が公開 ─ 「キスしよう、二人の運命がどうなろうとも」マーゴット・ロビー主演、世紀のラブストーリー 美しい映像に注目 
ジブリ&新海誠から影響、『ビューティフル・ジャーニー』不思議なドアで過去に戻れる「アニメに通ずる」 ─ 監督は宮崎駿作品に感動「自分で映画を撮ってさらにわかる」 音楽は久石譲に 
気鋭監督コゴナダが『スター・ウォーズ』を撮った理由 ─ 「小津安二郎のような作品を撮りたくても、アメリカでは理解してもらえない」 「可能性を探る実験だった」 
映画版『嵐が丘』、原作とキャラ設定が違う? ─ マーゴット・ロビー「絶対納得するから待ってて」 原作では10代 
久石譲の劇伴音楽が響く『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』日本版予告編&ポスター公開 ─ 本人コメントも到着、サントラCD発売決定 マーゴット・ロビー&コリン・ファレル主演
Source:Variety





























