ディズニー『ロビンフッド』実写映画化が始動 ─ 監督に『ブラインドスポッティング』新鋭を抜擢

中世イングランドの伝説を動物たちに置き換えた、ディズニーのアニメ映画『ロビンフッド』(1973)が実写映画化されることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
アニメ版『ロビンフッド』は、義賊ロビン・フッドをキツネに、相棒リトル・ジョンをクマに、マリアンをキツネに、ジョン王をライオンに、ノッティンガムの代官をオオカミにと、伝説の登場人物を動物たちに置き換えた冒険映画。コメディ&ミュージカル要素を存分に取り入れ、劇中歌「ラブ」「オー・ディ・レイリー」などで知られる。
報道によると、実写映画版は動物たちが繰り広げるミュージカルという枠組みはそのままに、実写とCGのハイブリッドで制作される。企画は初期段階だが、監督には『ブラインドスポッティング』(2018)の新鋭カルロス・ロペス・エストラーダ、脚本には実写版『わんわん物語(原題:Lady and the Trump)』(2019)のカリ・グランルンドが就任済み。プロデューサーは実写版『ダンボ』(2019)のジャスティン・スプリンガーが務める。なお、本作はDisney+にて配信予定だ。
近年、ディズニーは『シンデレラ』(2015)や『美女と野獣』(2017)、『アラジン』(2019)『ライオン・キング』(2019)など名作アニメの実写化(あるいは超実写化)に取り組み続けている。現在は『リトル・マーメイド(原題:The Little Mermaid)』や『ピーター・パン(原題:Peter Pan& Wendy)』『ピノキオ(原題:Pinocchio)』のほか、超実写版『バンビ(原題:Bambi)』も進行中。この勢いはまだまだ続くことになりそうだ。
監督に起用されたエストラーダは、『ブラインドスポッティング』が高く評価されたほか、『X-MEN』のドラマシリーズ「レギオン」でエピソード監督を担当し、ビリー・アイリッシュやカーリー・レイ・ジェプセンらのミュージックビデオを手がけてきた。2020年には新作映画『Summertime(原題)』も完成し、サンダンス映画祭で初上映されている。現在『ロビンフッド』以外にも、ディズニー製作の長編アニメ映画(タイトル未定)に参加しているということだ。
Source: The Hollywood Reporter