『ロッキー4』再構築版『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』8月19日に日本公開決定 ─ 未公開映像42分、スタローンが蘇らせる

シルベスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めたシリーズ最大ヒット作『ロッキー4/炎の友情』(1985)に42分の未公開映像が加わった再構築版『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、2022年8月19日(金)より全国公開されることが決定した。あわせて、ポスターと予告編も到着している。
シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』(米:1985、日:1986)で監督・脚本・主演を務めたシルベスター・スタローンは長い間、自分が理想とする作品に作り直したいという想いを持っていたという。コロナ禍で時間が出来たスタローンは、すべての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけて徹底的に見直した。物語は、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当てて再構築。米国での公開35周年を迎えた2020年、新作といっても過言でない新たな「ロッキー」を誕生させた。
スタローンは、本作について「タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝しています。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきました。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人への敬意を示しています」とコメント。米国では、一晩限りの限定上映だったが、日本では全国の映画館のスクリーンのみで観ることが出来る。
シルベスター・スタローン 全文コメント
ドラマの中身に重点を置きたかったんです。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていないんだ?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともありました。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問を持ちましたよ(笑)。前の『ロッキー4』を作った頃の僕は、今よりかなり薄っぺらでした。
今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わりました。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝しています。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきました。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人への敬意を示しています。『ロッキー』はCGも特撮も使っていません。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなりました。オリジナルは1:85でしたが、今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんです。僕は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいです(笑)。
『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は8月19日(金)全国ロードショー。
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