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『ローグ・ワン』はシリーズでベスト3に入る傑作?冒頭28分間の感想続々「完ぺき」「すごくスター・ウォーズだけど全然違う」

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』冒頭28分間の試写会が、アメリカのメディア関係者を対象に行われた。会場はルーカスフィルム本社の入っているスカイウォーカー・ランチ。残念ながら全編の上映とはならなかったが、映像を観た関係者たちは、その感想をSNSに続々投稿している。ここではその一部と、試写直後のギャレス監督のコメントをご紹介しよう。

シリーズでベスト3に入る傑作?

スティーブン・ワインストローブ氏(映画情報サイト・コライダーのチーフ編集長)
「正直言って素晴らしかった。壮大な視野、いくつもの世界、膨大なアクション。最高だ」

「再撮影や製作のトラブルといった話題は気にしなくていい。本当にスゴい映像だった、早くもっと観たい」

「『ローグ・ワン』を観たらしい人物と話したんだ。「スター・ウォーズ」作品のトップ3は『帝国の逆襲』、『新たなる希望』、そして『ローグ・ワン』だと言ってた。真実であることを祈るよ」

絶賛に次ぐ絶賛の嵐

『ローグ・ワン』がクラシック3部作に肩を並べるほどの傑作となった……かどうかはまだ定かではないが、この試写会に参加した人々はこぞって28分間の映像を絶賛している。

ジム・ヴェイヴォダ氏(IGN.com)
「すっげえよかったああああああ」

ケヴィン・ポロウィ氏(Yahoo! Movie)
「(28分間観て)今のところスゴく良い。とても骨太だ。K-2SOは愉快。もっと興奮させてくれると思うよ」

エリック・デイヴィス氏(ファンダンゴ&MOVIES.COM編集長)
「1秒1秒がとても気に入ったよ。アクションは激しくて容赦ない。K-2SOは新しいお気に入りのドロイドだ」

ダン・ケイシー氏(NERDIST編集者)
暴力的で、スリリングで、危険で、緊張感がある。続きを観るのが待ちきれない」

その他、映画情報サイトのScreenrantは、28分間の映像が本編のごく一部であることを認めつつも「とにかく完ぺきな映像だった」と記している。映像は「戦争ドキュメンタリーのよう」で、音楽はパワフルだがジョン・ウィリアムズとは違う方向性だという。また、これまでの「スター・ウォーズ」作品とは「意図的に違い、しかし確実に同じだった」とも……。

「スター・ウォーズ」らしく、「スター・ウォーズ」らしくない映画

Screenrantと同じく、過去作品との印象の違いについて言及している感想も少なくはない。たとえば、「スター・ウォーズ」シリーズの大手ファンサイト「TheForce.net」のスコット・チットウッド氏は、『ローグ・ワン』の第一印象として「すごくスター・ウォーズらしいけど、同時にまったくスター・ウォーズらしくない」と述べている。一方で、冒頭28分間にはファン向けの小ネタもたくさん含まれているそうだ。

またIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の公式Twitterは、映像の感想をこう投稿している。

「ファンは充実した懐かしさと新しさに出会えるはず」

やっぱり未知数『ローグ・ワン』

とても「スター・ウォーズ」らしくて、でも「スター・ウォーズ」らしくなくて、骨太で、暴力的で、緊張感があって、K-2SOが愉快で、壮大で、アクションが超スゴくて、戦争ドキュメンタリーみたいな映像で、シリーズ史上3本に入る傑作……。『ローグ・ワン』がどんな映画なのか、やっぱり全然分からない。そもそも彼らも133分中28分しか観ていないのである。上映時間だけでいえば、全体の4分の1にも満たない時間だ。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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