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トイザらスに潜伏していた強盗犯の実話映画『Roofman』予告編が公開 ─ チャニング・テイタムがやさしい知能犯、店内でやりたい放題

https://youtu.be/GXecSGmQDEI?si=iFvZtjDwOTc1aQQW

刑務所から脱獄し、おもちゃ屋のトイザらスに潜伏して数ヶ月間を過ごした男……?驚くべき実話を元とする映画『Roofman(原題)』より予告編映像が初公開された。主演は『マジック・マイク』シリーズや『ザ・ロストシティ』(2022)『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)のチャニング・テイタムだ。

テイタムが『Roofman』で演じるのは実在の強盗犯、ジェフリー・マンチェスター。ジェフリーは一晩のうちに60軒以上のマクドナルドに屋根から侵入しトイレで待機、朝になって出勤した店員を冷凍庫に押し込んでレジを空にした犯行から「ルーフトップ強盗」「ルーフマン」などの愛称がつけられた。犯行の規模は大きいものの、暴力に及ぶことが滅多にない、振舞いのやさしさからもその名を知られている。

2000年に有罪判決を受け、収監されていたものの、刑務所から逃げ出したマンチェスターはノースカロライナ州にあるおもちゃ屋のトイザらスや家電量販店のサーキット・シティー・ストアーズで数か月身を隠すこととなる。離乳食で食いつなぎ、閉店後は店内の自転車でエクササイズをするなどして過ごしていたという。

予告編映像では、テイタム演じるジェフリーがマクドナルド強盗に及び(従業員を冷凍庫に閉じ込めながら、上着を貸してあげる優しさを見せている)、捕まって入獄するも、並外れた観察眼を駆使して刑務所のルーティンの隙をついて脱獄。その足で深夜のトイザらスに忍び込み、監視カメラをハックして悠々自適に暮らす。

『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのキルスティン・ダンストが、ジェフリーと絆を育んでいくトイザらスの従業員リーを演じる。劇中では、潜伏中のジェフリーが外出して地域の集会に参加。リーと距離を縮めるため「政府の極秘仕事」に従事していると嘘をつくのだが……。

映像の後半では、ついにトイザらスの店長(ピーター・ディンクレイジ)に見つかってしまう瞬間や、店舗に警察が突入する様子、大爆発を起こしたり、車でスーパードリフトを決めたりと、一筋縄ではいかない籠城戦や逃亡劇が描かれている。果たして、ジェフはこの奇想天外な潜伏の日々をどう終えるのか?愛するリーとの二重生活の行方は?

本作の監督・脚本を務めるのはデレク・シアンフランス。『ブルーバレンタイン』(2010)ではライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ演じるカップルの出会いから別れまでを、『光をくれた人』(2018)では、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデル演じる夫婦が、実子でない赤ん坊に出会うことから始まる運命を描いた。ちなみに強盗という設定としては、シアンフランスがゴズリングを再起用した『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(2012)でも、銀行強盗に手を染めてしまう男を描いている。

『Roofman』は2025年10月10日、US公開。ちなみに舞台となったトイザらスといえば、別途ハリウッド実写映画化も予定されている。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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