『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』オビ=ワン対マグナガード戦、あっさり片付いた理由が明らかに

ライトセーバーを使った『スター・ウォーズ』史上最高の戦闘シーンとして、『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のクワイ=ガン・ジン&オビ=ワン・ケノービ対ダース・モール戦を挙げるファンも多いだろう。しかし、実はサーガには実現しなかった幻のライトセーバー・バトルがあったらしい。
プリクエル3部作でアクションシーンの振り付けに携わったスタント・コーディネーターのニック・ギラードが英Entertainment Weeklyに語った所によれば、『ファントム・メナス』ダース・モール戦より「もっと凄いのがあった」というのだ。
それは、『エピソード3/シスの復讐』(2005)惑星ウータパウにおけるオビ=ワン対グリーヴァス将軍の直前。ニックによれば、グリーヴァス将軍の護衛マグナガードを、オビ=ワンが6体同時に相手するシーンの準備が進んでいたという。
演じるユアン・マクレガーもこの殺陣を数週間に渡って稽古していたものの、上映時間の都合でカットに。物語の進行上、不可欠なシーンではなかったためだとか。代わりにジョージ・ルーカスは、マグナガードをものの数秒で一気に片付ける方法を考案した。フォースを使う作戦だ。
本編では、迫りくるマグナガードに向かってソレスの構えを見せるオビ=ワンが、機転を利かせて天井から吊り下がるコンテナをフォースで落下させ、敵陣を一気に押しつぶす。直撃を免れた1体が必死に逃れようとするが、首を斬り飛ばしてフィニッシュ。
あっさり終わったマグナガード戦の裏には、実現しなかった一対多数の派手な戦いがあったということだ。「これまでで最も入り組んだ戦闘でした。ジョージも“本当に申し訳ない、コンテナを5体※の上に落とさせてもらうよ”って。」もしも実現していればオビ=ワンの新たな見せ場となっていたはずだが、コンテナ落下作戦はオビ=ワンの頭の回転の速さを物語っている。何せ、手強いグリーヴァス将軍との決戦を控えた局面。ジェダイとは、戦うべき時、戦わぬべき時を知っているものだ。
※本編では、マグナガードは4体しかいない。
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Source:EW