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J・J・エイブラムス、『スター・ウォーズ』劇場公開版のリリース求める ─ 「一般公開されれば最高」ただし「実現しないかも」

J・J・エイブラムス ジョージ・ルーカス
[左]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19679067265/ [右]Photo by James Santelli/Neon Tommy https://www.flickr.com/photos/neontommy/6339542462/ Remixed by THE RIVER

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、そして来たる完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年12月20日公開)を手がけたJ・J・エイブラムスが、『スター・ウォーズ』オリジナル3部作の劇場公開版のリリースを求めた

創造主ジョージ・ルーカスが監督を務めた『エピソード4/新たなる希望』(1977)、製作総指揮や脚本として作品を制御した『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)は、いまや劇場公開当時のバージョンが正式に流通していないことで知られている。1997年、プリクエル3部作に先がけて「特別篇」が製作され、合成処理の修正やCG処理の追加、新規シーンの追加などが施されたのである。2004年にDVD、2011年にブルーレイが発売された際にも修正が重ねられており、リアルタイムで『スター・ウォーズ』に接してきたファンは劇場公開版の再リリースを熱望している状態なのだ。

このたびJ・Jは、米Now Thisのインタビューにて「ファンとして劇場公開版の商業的な発表を希望しますか?」との質問に「イエス」と答えた。

「よく聞かれるんですが、“観たくない人なんているのかな?”って思いますよ。(劇場公開版が)僕は大好きだから、観られないのはとても良くないこと。それに笑っちゃいますけど、『フォースの覚醒』(2016)を作っていた時、ダース・ベイダーと皇帝(ダース・シディアス)のシーンについて話していたら、セリフについての話が合わなくて。二人ともおかしいなと思っていて、2つのバージョンがあることに気がついたんです。」

J・Jが言及している「ダース・ベイダーと皇帝のシーン」とは、『帝国の逆襲』に登場する場面のことだ。かつて、皇帝のホログラムは女優のマージョリー・イートンがマスクを装着して演じ、声はクライヴ・レヴィルが務めていた。しかし2004年のDVDリリース時、ビジュアル・声の両方がパルパティーン/ダース・シディアス役のイアン・マクダーミドに変更されているのである。もっとも、この場面はセリフが適宜変更されており、バージョンの違いは2つにとどまらない。これらの変更について、J・Jはこうも述べている。

「ジョージ・ルーカスが望んでやったことだと思うので、それには敬意を払います。だけど僕は、オリジナルの公開版も、それらと同じくらい多くの人々が愛したものだと思うんです。だから、一般のみなさんが観られるようになったら最高ですよね。」

ディズニーの20世紀フォックス買収によって、いまやオリジナル3部作の権利はディズニー/ルーカスフィルムがすべて保有しているとみられる。しかし、いまや『スター・ウォーズ』のキーパーソンとなったJ・Jは、どうやら背後に権利以外の問題があるらしいことも示唆した。劇場公開版がリリースされない背景について、「よくわからない理由を聞いていますよ。必ずしも実現できることではないのかも」とも語っているのだ。

ちなみに2017年12月、ディズニーのフォックス買収が報じられた直後、ルーカスフィルムのパブロ・ヒダルゴ氏は「ホームビデオで劇場公開版を出さないのは変わりません。スタジオの問題ではないんです」とコメントしていた。では、いったいなぜ……。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でスカイウォーカー・サーガは完結を迎える。ファンの間では、オリジナル3部作の劇場公開版を含めた、スカイウォーカー・サーガのコンプリート・ボックスがいずれリリースされることを期待する声も少なくないのだ。引き続き、奇跡の朗報を祈ることにしたい。

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Source: NowThis

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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