『レディ・プレイヤー1』米国でスピルバーグ作品10年ぶりの好スタート!中国でもワーナー史上最高の出足に

SF作家アーネスト・クラインによる、バーチャル・リアリティの世界と古今東西ポップカルチャーを融合させた小説『ゲームウォーズ』。巨匠スティーヴン・スピルバーグが、その物語を抜群のイマジネーションと演出力で映像化したのが、映画『レディ・プレイヤー1』だ。

2018年3月29日(米国時間)に公開された本作は、なんとスピルバーグ作品としては10年ぶりの好スタートを記録。全世界で、さらなる大ヒットが見込まれるオープニング興行成績を示したのである。

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『インディ・ジョーンズ』以来10年ぶり、中国では記録更新

The Hollywood Reporter誌によると、『レディ・プレイヤー1』は3月31日(米国時間)までの3日間で4,120万ドルのオープニング成績を記録。4月1日(同前)までの公開後4日間では約5,320万ドルを稼ぎ出すとみられる。むろん、米国ボックスオフィスのトップを飾るスタートだ。

この初動成績はスピルバーグ監督作品としては10年ぶりの「大ヒット」と呼べる水準で、前回の記録は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の約1億ドル。『レディ・プレイヤー1』はその約半分の数値となるが、この10年間でスピルバーグ史上最高のオープニングを記録したのは『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016)の約1,880万ドルだった。監督の前作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2018)も、米国にて拡大公開された際にはこれに近いオープニング成績を示している(編注:同作は2018年1月の拡大公開以前、2017年12月に一部劇場にて封切られた)。スピルバーグは巨匠として親しまれる監督だが、興収ランキングを大々的に賑わせる作品をコンスタントに発表するタイプのクリエイターではないのだ。

また『レディ・プレイヤー1』で特筆すべきは、その海外でのヒットにもあるだろう。THR誌によれば、本作の海外興行成績は1億2,800万ドル(報道時点)で、中国ではその半分にあたる6,170万ドルの興行収入を記録。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の約5,700万ドルを抜いて、中国におけるワーナー・ブラザース史上最高のオープニングとなった。
なお米国・海外を合算した累計オープニング興収は約1億8,120ドル。非常に幸先のいいスタートといえよう。

『レディ・プレイヤー1』の製作費は少なくとも1億7,500万ドル(宣伝・広報除く)とみられ、米Deadline誌によれば、本作の損益分岐点は累計興収4億4,000万ドル。米国・中国でそれぞれ1億2,000万ドル、その他外国で2億ドルという目標は決して非現実的ではないが、2018年4月には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の世界公開も控えているため、そこまでにどれだけの動員を見込めるかがひとつのポイントとなる。ちなみに日本ではわずか1週間の猶予だが……。

映画『レディ・プレイヤー1』は2018年4月20日より全国ロードショー

Sources: Deadline, THR
Eyecatch Image: Photo by Andreas Dantz Remixed by THE RIVER

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