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スカーレット・ヨハンソン降板映画、製作中止の可能性 ― トランスジェンダー描く実話作品『Rub & Tug』

©THE RIVER

スカーレット・ヨハンソンが主演を務める予定だった、映画Rub and Tug(原題)』の製作が中止される可能性が浮上してきた。米The Wrap誌が報じている。
本作は1970~1980年代に“風俗街の帝王”として君臨したジーン・マリー・ジルの半生を描く物語。ジーンは身体的には女性、精神的には男性だったとされ、男性名ダンテ・“テックス”・ジルとして知られていた人物だ。

2018年7月3日、『Rub & Tug』の主演・製作をスカーレット・ヨハンソンが務めることが報じられたのち、トランスジェンダーの俳優を中心に批判が噴出。これを受けてスカーレットは挑戦的なコメントを発表したものの、のちに主演俳優としてのポジションを辞退している

The Wrapによれば、スカーレットの降板後、本作は宙ぶらりんの状態になっており、今後の見通しは立っていないとのこと。製作が続行されるかどうかは不明で、関係者はプロジェクトが良い状態ではないことを示唆したという。メガホンを取ると報じられていた、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)のルパート・サンダース監督は現在もプロジェクトに関わっているようだ。

また『Rub & Tug』はスカーレットがプロデューサーを兼任する予定になっており、スカーレットの製作会社These Picturesも製作に携わっていた。しかし主演を辞退したのち、スカーレットやThese Picturesが企画に残留しているかどうかは不明。降板が発表された際、スカーレットはプロデューサーとしての続投を示唆していたが……。

以前の報道によれば、スカーレットが本作を引き受ける以前、ジェニファー・ローレンスに出演の打診があったという。ジェニファーが主演を務める場合でも同様の批判は避けられなかっただろうが、もしもこのまま本作の製作が中止されてしまうとしたら、それは『Rub & Tug』がスター俳優ありきの企画だったことを意味しているだろう。
現在、世界の映画界において雇用や多様性の問題が非常に重要であることは言うまでもない。しかし、相応の収益を見込んだ中規模以上の映画の場合、主演俳優にはその看板を担えるスター性が必要になるだろう。今後、映画を企画する側には、作品の商業性と芸術性、社会性などに関する繊細なバランス感覚がよりいっそう求められることになりそうだ。

Source: The Wrap

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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