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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督、『最後のジェダイ』の感想語る ― 「スター・ウォーズのファンは厳しい」

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が2018年最初の超大作だとすれば、2017年最後の超大作は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』だった。ともにディズニー傘下で製作されているこの2本の映画を手がけたのは、揃って「新鋭」と呼ばれる映画監督たちである。

このたび『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ4』(正式タイトル不明)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の感想を語っている。

「ファンを全員満足させることはできない」

米MTVのポッドキャスト“Happy Sad Confused”にて、アンソニー&ジョー監督は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について語っている。その言葉からは、同作を撮ったライアン・ジョンソン監督への敬意をうかがうことができた。

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「僕たちは、ライアン・ジョンソンのことが映画監督として大好きなんですよ」と語ったのはジョー監督だ。なんと監督決定の知らせを聞き、二人はディズニーにメールを送ってしまったのだという。

「彼があの映画を撮ることになったと聞いて、僕らはディズニーにメールしちゃいましたよ。『スター・ウォーズ』のファンとして、彼ほど優れたクリエイターはいないって。(映画は)面白かったですね、彼は素晴らしい映画監督ですから。ファンの反応も興味深くて。彼らは厳しいですから、全員を満足させることはできないですよね。」

またジョー監督は、ライアン監督の仕事ぶりについて、「彼はたくさんリスクを背負っています。見事な変化のある、非常にスマートな映画ですし、ショットも美しい。すごく興奮しましたよ」とも話している。

その一方、『最後のジェダイ』を娘と一緒に観たというアンソニー監督のコメントからは、その複雑な心境を察さずにはいられない……。

年齢によると思うんです。僕は11歳の娘と一緒に観たんですが、彼女は続き物のストーリーや小説にのめり込んでいるんですね。規模の大きい物語も大好きで。だから、彼女は全編通して感激していましたし、大きなスター・ウォーズ・ユニバースとの繋がりにも喜んでいました。その隣に座って、彼女が発見したり興奮したりしているのを見てるのは、すごくいい経験でしたね。」

この発言には、ジョー監督も「(賛否)どちらになるのかは、新しいファンなのか、昔からのファンなのかが分かれ目なんだと思います」と同意する。「ルーク・スカイウォーカーみたいな、歴史的にも非常に有名で、映画史上一番人気があるかもしれないキャラクターを扱う時にはね……。」

アンソニー&ジョー監督が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で描いている大勢のマーベル・キャラクターにも、言わずもがな『スター・ウォーズ』に並ぶほどの人気と、そしてそれ以上の歴史がある。コミックや映画版を愛してきた人々は、その“集大成”をどのように受け止めることになるのだろうか?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
なお、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開中だ。

Sources: https://itunes.apple.com/us/podcast/happy-sad-confused/id827905050?mt=2
http://comicbook.com/starwars/2018/01/24/avengers-infinity-war-russo-brothers-on-star-wars-the-last-jedi/
©THE RIVER

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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