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『ブレードランナー』ロイ役、ルトガー・ハウアー氏が逝去 ─ 『バットマン ビギンズ』『シン・シティ』なども出演

ルトガー・ハウアー
Photo by Roberto Serra / Iguana Press https://www.flickr.com/photos/40186586@N02/7955146366/ Remixed by THE RIVER

傑作SF映画『ブレードランナー』(1982)でレプリカントのロイ・バッティ役を演じた俳優ルトガー・ハウアーが、2019年7月19日(金曜日・現地時間)に逝去していたことがわかった。75歳だった。

ルトガー氏は1944年1月23日、オランダ生まれ。報道によれば、最期は出身国であるオランダにて迎えており、葬儀は7月24日(現地時間)に執り行われたとのこと。なお米Variety、英BBCは、ルトガー氏の闘病期間は短いものだったと伝えている。


両親が演劇学校の教師だったルトガー氏は、演劇から俳優としてのキャリアをスタートさせ、1969年に英国のドラマ「Floris(原題)」に抜擢。ポール・バーホーベン監督『危険な愛』(1973)ののち、同監督の『娼婦ケティ』(1976)『女王陛下の戦士』(1977)などに出演している。1981年には、シルベスター・スタローン主演『ナイトホークス』(1981)でハリウッドに本格進出し、翌年には『ブレードランナー』でレプリカントのロイ・バッティ役を演じた。このキャラクターは、SF映画におけるアイコンの一人として現在も世界中で愛されている。クライマックス、ルトガー氏演じるロイがハリソン・フォード演じるリック・デッカードに語りかけるセリフがアドリブだったとのエピソードは非常に有名だ。

その後も数多くの作品に出演してきたルトガー氏は、『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997)や『コンフェッション』(2002)、『バットマン ビギンズ』(2005)、『シン・シティ』(2005)などに登場。2011年には『ホーボー・ウィズ・ショットガン』で主演を務め、2017年製作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『リミット・オブ・アサシン』にも出演した。

なお、今年2019年は出世作『ブレードランナー』の物語の舞台となった時代。これを記念して、日本では『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007)が全国のIMAXシアターで国内初上映されることも決定していた。ジャンル映画の最前線で活動しつづけ、映画史に名前を刻んだ名優を、その出演作や演技をじっくりと噛みしめることで偲びたい。

「雨の中の涙」

Sources: Variety, BBC

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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