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ライアン・レイノルズ、『デッドプール』1作目では身銭を切っていた ─ 撮影参加許されなかった脚本家たちを自ら雇用、「教訓になった」

『デッドプール&ウルヴァリン』韓国 アジア合同記者会見の様子
©︎ THE RIVER

デッドプール』シリーズは、主演ライアン・レイノルズが長年温めてきた1作。構想には10年近くもの月日がかけられたとも言われている。

そんなライアンは、最新作『デッドプール&ウルヴァリン』が公開を迎えるにあたり、米The New York Timesとのインタビューで第1作製作当時の心境を回顧。R指定ヒーローという成功する保証のない新たな試みとあってか、ライアンは作品にゴーサインが出た時、「この映画が成功するとは少しも思っていなかった」という。

スタジオからのバックアップも最小限だったようだ。ライアンによれば、脚本家のレット・リースとポール・ワーニックは「撮影現場に入ることを許されなかった」のだとか。理由こそ明言されていないがお金が絡んでいたのだろう、なんとライアンは2人を現場に呼ぶべく、身銭を切ったというのだ。

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「僕はなけなしの給料をもらって、彼らに撮影現場に来てもらうようお金を払いました。そのおかげで、事実上の脚本家ルームを作ることができました。」

制約の多い製作現場での経験により、「色々な意味で教訓になりました」とライアン。『デッドプール』をきっかけに、クリエイターとしての創作意欲が湧き立ってきたという。

クリエイティビティにとって大きな敵の一つは、時間とお金がありすぎることだと思います。あの映画には時間もお金もありませんでした。スペクタクルさよりもキャラクターに集中することができました。それをコミックブック映画でやるのは少しハードルが高いですけど。僕はミクロレベルの細かなところ全てにものすごく力を注いでいましたし、そう感じたのは本当に久しぶりです。そうした感覚を『デッドプール』だけではなく、どんなものにも感じたいと思ったのを覚えています。」

ライアンの努力の甲斐もあり、『デッドプール』は世界興収7億8,200万ドルの大ヒットを記録し、当時のR指定映画で史上最高の興収記録を樹立。2018年には続編『デッドプール2』も製作され、前作超えの大ヒットとなった。

『デッドプール』シリーズは最新作『デッドプール&ウルヴァリン』をもって米ディズニーへ移籍。マーベル・シネマティック・ユニバースに合流することになる。本作でもライアンは主演のほかに脚本、プロデューサーとしてクレジット。「自分が作った中で最高の映画です」と自負してもいる

『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開。

Source:The New York Times

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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