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恐怖とも笑いともつかない不思議なクライマックス!『貞子vs伽倻子』で世紀の恐演を目撃せよ

今年は『バットマンvsスーパーマン』といい『キャプテンアメリカ / シビルウォー』といい、8月公開の『XMEN アポカリプス』といい、なんだかヒーロー同士が二つの陣営に分かれて対決する映画が多く、何やら2016年の映画は『喧嘩祭り』の趣が強いですが、今週末また新たに注目すべき『喧嘩祭り』映画が始まったのをご存知でしょうか。

その映画とはそう、『貞子vs伽倻子』日本が誇るダークヒーロー(ヒーローの使い方間違っていますでしょうか)、『リング』の貞子と『呪怨』の伽倻子ママが、版権会社の枠を飛び越え、同一映画内でガチンコ勝負します。古くは『フレディ対ジェイソン』または、『エイリアンvsプレデター』のように、ホラー映画界の人気者達も、一世を風靡した一作目から時間が経ち、企画が一周すると、どちらが強いか戦わされる悲しき宿命を背負っている、ということなんでしょうか。

もとい、このまさかの企画は、国内だけでなく海外でも大きな話題になっており、あるアメリカの大手映画情報サイトでは、『最も印象的だった夏映画のプロモーション』として、プロ野球日ハム対ヤクルトの試合の前に登場した、ピッチャー貞子、バッター伽倻子の始球式?対決を取り上げています。明るい照明の下に突如現れた貞子姐さんと伽倻子ママ、かわいいTシャツを着た俊雄。
観客の悲鳴を背にマウンドに向かう貞子。
なんか血みたいのが付いてるバットを手にバッターボックスでカクカクしてる伽倻子。
三角座りで見守る俊雄。
セットポジションからわりといい球投げる貞子。
それを豪快なスイングで見事にはじき返すも、設定上うまく走れない伽倻子。
それを見てすかさずダッシュする代走俊雄。
悠々の一塁セーフ。
マウンドで崩れ落ちている貞子。

なんぞこれ。

他にも、AKBよろしく『最恐総選挙』なるものを開催したりと、なんていうか、いい感じに頭が柔らかいキャンペーンを多方面で展開していたのでこの映画の存在はご存知の方が多いかもしれません。
しかし、映画本編は、これらのキャンペーンから受けるちょっと親しみやすい感じとは打って変わって意外なほど(失礼)ホラー映画としてちゃんとした造り。丁寧に両陣営の恐怖演出を積み上げ、そして意外なほど自然に対決図式を構成、そして思い出すと恐怖とも笑いともつかない不思議な感情がこみあげる、見事なクライマックス。

見終わって素直に『いや、面白かったなあ!』と思える一本です。筆者は普段ホラー映画がちょっと苦手なのですが、とても楽しめました。俊雄、おおきくなったなあ。是非劇場へ足を運んで、対決の行方を目撃してください。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(新学期早々…) #遅刻常習犯 #あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ #ニャー #さだかや

伽椰子と俊雄のほのぼの親子日記さん(@kayakowithtoshio)が投稿した写真 –

Writer

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アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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