元マフィア幹部で現YouTuberの伝記ドラマ、『イコライザー』アントワーン・フークアが監督へ ─ ニューヨーク5大ファミリーのNo.2を務めた男

『イコライザー』シリーズや『トレーニング デイ』(2001)などの名匠アントワーン・フークア監督が、ニューヨーク5大マフィアのひとつ「ガンビーノ・ファミリー」のNo.2となった“サミー・ザ・ブル”ことサルヴァトーレ・グラヴァーノの半生を描くドラマシリーズを手がけることがわかった。米Varietyが報じている。
製作は米FX局。フークアはシリーズの監督を務め、脚本は「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」(1999-2007)「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(2010-2014)のテレンス・ウィンターが執筆。ふたりはエグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。
題材となるサルヴァトーレ・グラヴァーノは、1960年代から裏社会に出入りし、殺人や窃盗、脅迫など数々の犯罪に関与。のちにガンビーノ・ファミリーのボスとなるジョン・ゴッティと協力し、当時のボスであるポール・カステラーノを殺害したのち、No.2の地位を手に入れた。のちに捜査の手がファミリーに及ぶと一時姿を隠し、逮捕後にはFBIに協力し、証言保護プログラムの保護下に入っている。釈放後は数々のインタビューに登場し、自叙伝を出版。現在はYouTuberとして自身のチャンネルやInstagramアカウントで精力的に情報を発信している。
フークア&ウィンターによるドラマ化を受け、グラヴァーノ本人はInstagramにて「本当に楽しみだ。自分の物語を伝えられることがとてもうれしい」とコメントした。「『ザ・ソプラノズ』や『ボードウォーク・エンパイア』を手がけたテレンス・ウィンターが(このジャンルに)復帰し、魔法をかけてくれる。監督はアントワーン・フークアだ。特別な作品になる。これはまだ始まりに過ぎない、楽しみにしていてください」。
なお、ウィンターはシルベスター・スタローン主演ドラマ「タルサ・キング」(2022-)のシーズン1でショーランナーを務めたが、シーズン2からは職を辞して脚本・製作総指揮としてのクレジットになっている。報道によると、これは本作に参加するための決断だったということだ。
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Source: Variety