『ソウ』リブート版は「世界観には忠実に、新たなスタートを」 ─ 「新たな観客を獲得できるように」ジェームズ・ワン宣言

大人気スプラッター・スリラー映画『ソウ』シリーズのリブート企画について、創造主ジェームズ・ワンがついに口を開いた。
シリーズの再出発が発表されたのは2025年6月のことだ。前作『ソウX』(2023)の公開後、続編をめぐってプロデューサー同士が対立し、製作のライオンズゲートが公開予定を撤回。その後、ジェイソン・ブラム率いる“ハリウッドの恐怖工場”ブラムハウス・プロダクションがシリーズの権利を獲得し、『ソウ』(2004)の監督ジェームズ・ワンと、脚本家リー・ワネルが再びクリエイティブに携わることが発表された。
シリーズの全作品にエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねてきたワンだが、米Screen Rantのインタビューでは、「このシリーズには最初期以来、ほとんど関わっていませんでした」と述べている。だからこそ、リブート企画への参加は「とても楽しみ」だとも。
「(リブート版について)なにかお話するには少し早いのですが、とても楽しみです。[中略]私とリー・ワネルのキャリアの始まりとなった作品に戻れることは、チャレンジングであり、とても刺激的。決して軽く見ているのではなく、ファンの皆さんに愛されてきたところを尊重しつつ、新たな観客を獲得できるような次回作にしたいです。」
現時点でリブート企画がどの程度の“やり直し”になるのか、どの要素が継承されるのかは明らかになっていない。ただし、ガンは「20年におよぶシリーズです。私たちが創造した世界観に忠実に、けれどもある程度は新たなスタートを切ることが大切だと考えています」と述べ、大幅な刷新が行われる可能性を示唆してもいる。
なお、別のインタビューで明かしたところによると、ワンは『アクアマン/失われた王国』(2023)のあと監督業を休止中。「メンタルヘルスのために休養を取っている」としつつ、「今はゆっくりと戻りつつあります。正直に言うと、ホラー映画に復帰したい」と語っていた。もしかして、自身も認めるキャリアの出発点である『ソウ』のリブート版で監督復帰となるか? 続報を待ちたい。
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Source: Screen Rant