FAKY元メンバーのアンナ・サワイ、『スーサイド・スクワッド』カタナ役のオーディションを「受けちゃダメ」とマネージャーから言われていた ─ 「縛られていると感じた」

大ヒットドラマ「SHOGUN 将軍」の戸田鞠子役で再び世界から注目を集めているアンナ・サワイ。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)への出演以降、「パチンコ – Pachinko」(2022-)や「モナーク: レガシー・オブ・モンスターズ」(2023-)など、ハリウッド作品に引っ張りだこだが、ファンの知らないところでは苦い経験もしていたという。
サワイが演技の道を志すきっかけとなったのが2009年、17歳の時に出演したアクション映画『ニンジャ・アサシン』。2013年にはエイベックス・マネジメント発の女性ダンス&ボーカルグループ「FAKY(フェイキー)」のメンバーとして歌手デビューを果たすなど、マルチな活躍を見せるようになる。
歌手活動と並行しながら、サワイはハリウッドで活躍の場を追い求めていた。そんな中で巡り会ったのが、ウィル・スミスやマーゴット・ロビーらハリウッドスターが集結したDC映画『スーサイド・スクワッド』(2016)。とある役で「日本人の少女」を募集していることを知ったサワイは「これはチャンスだ!」と思い、マネージャーに許可を取りに行ったというが、思いもよらぬ答えが返ってきたのだとか。サワイは米The Hollywood Reporterのポッドキャスト番組で当時のやり取りを振り返っている。
「マネージャーのところに行ったら、“オーディションを受けちゃダメだ”と言われました。もし私が1ヶ月以上も離れてしまったら、他の女の子たちが何も出来なくなってしまうじゃないか、というのが彼の言い分でした。」
サワイは諦めず、自分が役を射止めたらグループのためにもなると説得を続けたというが、受け入れてもらえることはなかったそう。「すごく縛られているように感じました。契約もあって、実際に脱退するまでは離れられなかったんです」と当時のもどかしさを語っている。

サワイがオーディションを受けようとした役は、武術と剣術に長けたスーパーヒロインのカタナ。それまで映画出演経験の無かった日系アメリカ人の福原かれんが抜擢された。今や「ザ・ボーイズ」(2019-)のキミコ役でお馴染みの福原について、サワイは「彼女の仕事ぶりは素晴らしかったです。とても尊敬していますし、彼女のことが大好きです」とリスペクトの言葉を口にする。その一方、「オーディションを受けたかったという想いもありました」と長年胸に秘めていた思いを明かした。
ドラマ「SHOGUN 将軍」はディズニープラスで独占配信中。
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Source:THR