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『ハムナプトラ2』スコーピオン・キングの低クオリティCG手掛けたVFXアーティスト、「暗黒の日だった」と後悔

ハムナプトラ2
©Universal Pictures 写真:ゼータイメージ

超低クオリティのCG作品として悪名高い、映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)のワンシーンについて、CGを手掛けた本人であるジョン・バートン・Jr.が製作当時を振り返り、映画公開後に遭遇したという悲しいエピソードと共に大きな後悔を口にしている。

『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』では、当時WWEの花形レスラーとして活躍していたザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが最強の敵スコーピオン・キングとして出演。今ではハリウッドの肉体派スターを代表するドウェインの初期作と知られているが、同作を巡っては、あることを理由に公開から20年が経った現在も不名誉がつきまとっている。映画史上最悪とも言われる、低クオリティのCG技術だ。

問題のCGは、スコーピオン・キングが大々的に登場する劇中終盤で訪れる。地下遺跡の扉を開けて姿を見せたスコーピオン・キングだが、その顔はドウェイン本人とはかけ離れた別人ぶりで、戦闘相手の演者と比べても、“CG感”丸出しだった。スコーピオン・キングのCGを担当したのは、『メン・イン・ブラック』(1997)や『ターミネーター2』(1991)などで知られるVFXアーティストのジョン・バートン・Jr.。業界のベテランであるバートンは、VFXアーティストが主催する米YouTube番組Corridor Crewに出演し、黒歴史に向き合うことになった。

当時の失敗について、バートンは「必要な材料が得られなかったんです」と振り返る。WWEで多忙を極めていたドウェインが参加した撮影期間は、わずか3日間。そのため、バートンにはドウェインの顔をモデリングする時間が与えられなかったという。

後悔を口にするバートンは、「人生で暗黒の日でした」とまで語っている。さらに、映画が公開されてからしばらく後には、次のような悲しい状況にも遭遇したのだとか。

「ネットを開いたら、Googleで“やあ、これを見てみて。興味を持つかもしれません:史上最悪の視覚効果ショット”って表示されたんです。それで僕は、“おい、ちょっと待てよ。『スコーピオン・キング』じゃないか”ってなって。この映像を開いて見るべきかって迷ったんですけど、見ました。最悪の気分でした。」

バートンを番組のゲストに招いたニコ・プエリンガーとレン・ワイクマンは、VFXアーティストとしても活動しており、2019年7月にはスコーピオン・キングの登場シーンを自ら改良したディープフェイク動画「最悪のVFXショットを修復してみた」が大きな話題となった。バートンによれば、Googleで提示された映像は、同ディープフェイク動画と似たような本編シーンを加工した動画だったといい、これには隣りにいたプエリンガーらもヒヤヒヤ。しかし、バートンは「君たちのでは無かったよ」と続け、2人を安心させるのだった。

なお、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』公開後には、ドウェインが主演を務めたスコーピオン・キングの単独スピンオフ映画が製作されている。2020年11月には、『スコーピオン・キング』のリブート企画の始動が伝えられ、ドウェインもプロデューサーを務めるという。

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Source: Corridor Crew

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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