『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のトラウマ癒やして ─ マーベルがカウンセリング・イベント、コミコンにて

米サインディエゴで開催中の「San Diego Comic-Con 2018」にて、マーベル・スタジオが風変わりなイベント・スペースを展開している。io9などがレポートした。
So #AvengersInfinityWar has a great setup at #SDCC where they are holding #GroupHug therapy sessions w/ free donuts for people still reeling from Thanos’s snap
(Plus you get to see a deleted scene that hasn’t been released yet) pic.twitter.com/VadGR6WAVi— ErikDavis (@ErikDavis) 2018年7月21日
マーベル・スタジオは、ショッキングな内容となった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で喪失感やトラウマに苛まれるファンに向けたセラピー/カウンセリングとして、「グループ・ハグ(#GroupHug)」と題した特設ブースを出展。ネーム・タグを首から下げて部屋に入ると、空調の効いた部屋で同じファンたちとマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にまつわる思い出話などを語り合い、『インフィニティ・ウォー』で負った心の傷を癒やすためだという。訪れたファンはドーナッツで振る舞われ、帰りにはお土産としてTシャツを持たされたそうだ。ちなみに、『アベンジャーズ』(2012)の撮影タイトルが”Group Hug”だったのだが、偶然であるのか、はたまた気を利かせたのかは分からない。
ブース内外には、MCUの劇中で語られた台詞を引用した「僕達はグルート(We Are Groot.)」や「一日中だって続けられるぞ(You Can Do This All Day.)」、「ハルクがついてる(You Have a Hulk.)」などのポジティブなメッセージが飾られ、ブース外にはハルクの碗部を立体造形したフォトブースも用意されたようだ。
.@Paul_Bettany just surprised a group of Marvel Studios fans at the Avengers: Infinity War #GroupHug pop up at #SDCC! #Vision pic.twitter.com/a7IOncacYz
— Marvel Studios (@MarvelStudios) 2018年7月20日
レポートによると、このブースにヴィジョン役のポール・ベタニーがサプライズ登場。「MCUとの出会いは?」や「『インフィニティ・ウォー』のラストではどう思った?」などの質問に答え、ファンはささやかな時間を楽しんだという。
もちろん、セラピーやカウンセリングのためとされるこの企画には、ある程度のユーモアが含まれている。ブース内では、米国で2018年8月14日発売予定の『インフィニティ・ウォー』 米Blu-ray版に収録の未公開シーンが上映されていたということだから、Blu-rayのプロモーションが主目的というわけだ。
マーベル・スタジオは、例年このサンディエゴ・コミコンにて新作発表などの大規模なプレゼンテーションを行っていたが、今年については辞退している。『アベンジャーズ4』(タイトル未定)後につづく作品ラインナップを2019年夏に発表予定としており、現時点ではアナウンスできる事項がないためとされる。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXの日本発売は2018年9月5日(水)。8月8日(水)より先行デジタル配信となる。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/home.html
Source:io9
Eyecatch Image:MarvelStudios