『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』は2026年夏から撮影、アンソニー・マッキーが認める ─ 『ドゥームズデイ』もうすぐ撮影開始

映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』の撮影開始に先がけ、早くも同作につづく『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』の撮影時期が判明した。キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーが認めた。
米Deadlineの取材にて、マッキーは『アベンジャーズ』2部作の撮影について「(『ドゥームズデイ』を)夏までロンドンで撮影し、翌年の夏に(『シークレット・ウォーズ』を)撮ります。全力投球です」とコメント。『ドゥームズデイ』は2025年3・4月から夏まで、『シークレット・ウォーズ』は2026年夏以降の撮影とみられる。
この情報は、監督のアンソニー&ジョー・ルッソが以前語ったものと一致する。『ドゥームズデイ』は2026年5月1日に米国公開予定だから、劇場公開までの猶予は約1年。『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が2024年7月末に撮影開始、2025年7月25日に公開というスケジュールだったから、マーベル・スタジオは同様のペースでプロジェクトを進行するものとみられる。
一方、やはり『シークレット・ウォーズ』は公開時期が変更されそうだ。同作は2027年5月7日に米国公開予定なので、仮に2026年夏から冬まで撮影が行われるとすると、膨大なVFX作業を含むポストプロダクションの時間がない。
現状の計画では、2025年2月『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に続き、5月の『サンダーボルツ*』、7月の『ファンタスティック4』が連続公開予定。そのあとが2026年5月『ドゥームズデイ』で、2026年7月『スパイダーマン4(仮題)』のみを挟んで2027年5月に『シークレット・ウォーズ』という計画だが、これは物語の展開としてもやや性急だろう。現時点で情報はないものの、『シークレット・ウォーズ』の公開時期が繰り下げられ、そのかわりに別の作品が複数飛び込んでくる可能性も考えられる。
『ドゥームズデイ』『シークレット・ウォーズ』は、MCUが現在展開中の“マルチバース・サーガ”を締めくくる新たな2部作。プロットやキャラクターは謎に包まれており、アベンジャーズの新リーダーとなるサム・ウィルソン役のアンソニー・マッキー、ドクター・ドゥーム役で復帰するロバート・ダウニー・Jr.以外のキャスティングは正確にわかっていない。
今回、マッキーも「(スーパーヒーローの)何人が戻ってくるのかは知りません。彼(ダウニー・Jr.)以外、オリジナルのメンバーの誰が帰ってくるのか聞いていないんです」と語っている。「いまや僕はOG(オリジナル・ギャングスタ)であり、オンリー・ガイ。昔のチームにいたアベンジャーズとして、新たなチームを迎えるわけです。だから、誰が新しいアベンジャーズになるのかを考えないと。キャプテン・アメリカの特権は、誰と付き合うかを選べるところですね」。
ちなみにドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは、自身は『シークレット・ウォーズ』からの登場だと宣言してから、やはり『ドゥームズデイ』にも出演すると発言。スティーブ・ロジャース役を演じたクリス・エヴァンスの復帰報道もあったが、これはエヴァンスが否定しており、情報が錯綜している。
映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』は2026年5月1日、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』は2027年5月7日に米国公開予定。本格的な新情報は、今年夏のサンディエゴ・コミコンなどに期待したい。
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Source: Deadline