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『ハリー・ポッター』スネイプ先生の名の由来、J・K・ローリングが毎日見ていた看板だった

© LFI/Photoshot 写真:ゼータイメージ

『ハリー・ポッター』シリーズの人気キャラクター、セブルス・スネイプの名前「セブルス(Severus)」は、イギリス・ロンドンにある看板から着想が得られていたことが分かった。シリーズ生みの親であるJ・K・ローリングが自身のTwitterにて明かしている。

ローリングは、Twitterにて度々、ファンからの質問を取り上げたり、時に自ら本シリーズにまつわる秘密を明かしたりしている。2020年5月23日(現地時間)、ローリングは「SEVERUS ROAD. S.W.II」と書かれた看板の写真を添えながら、本シリーズの人気キャラクターの1人、セブルス・スネイプの名前にまつわる創作秘話を打ち明けた。

「私が、クラパム(南ロンドンの地区)に住んでいた頃、仕事に向かう途中で毎日この看板の前を通りすぎていました。そのずっと後、(『ハリー・ポッター』シリーズの)出版後になりますが、同じところをまた訪れてみたら、スネイプの名前を考えていた時に“セブルス”が頭に浮かんだのは、これ(看板)があったからだったんだと気づいたんです。」

セブルス・スネイプは、ホグワーツ魔法魔術学校で魔法薬や闇の魔術に対する防衛術などを専門とする教授で、アルバス・ダンブルドアの死去後は同校の校長にも就任している。劇中で主人公ハリー・ポッターら生徒に対して厳格な態度で接したスネイプは、表情を一切変えない冷静な振る舞いや冷酷な物言いで独特な存在感を放ち、本シリーズにおいても必要不可欠なキャラクターとして人気を博した。

『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』ハリー・ポッター魔法ワールドの米公式ウェブサイトによると、「セブルス」という名前の意味自体はラテン語に由来しており、「厳格な」や「残酷な」という意味を持っているのだそう。まさにスネイプのキャラクター性と見事に合致しているが、実際に着想が得られたのは、言葉の意味からではなくローリングが日常的に目にしていた看板からだったというわけだ。

ちなみに、スネイプと同じくホグワーツの教授であるミネルバ・マクゴナガルの「マクゴナガル」という名字は、スコットランド・エディンバラにある教会墓地グレイフライアーズ・カークヤードに眠るスコットランド出身の詩人ウィリアム・マッゴナガルから着想が得られたのだという。これはスコットランド・エディンバラで執筆していたローリングが、当時行った調査によって発見したのだそうだ。

Source: Wizarding World, CBR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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