『ジョン・ウィック』チャド・スタエルスキ、近未来SFアクションスリラーを製作へ ─ 殺人兵器と化したドローンから生き延びろ

『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督が率いる製作会社87Eleven Entertainmentが、近未来アクションスリラー映画『Sentinel(原題)』シリーズの第1弾を製作することがわかった。米Deadlineが報じている。
物語の主人公は、上司の暗殺を目撃して命を狙われる羽目になった労働者階級の整備士。殺人兵器と化したドローンに追われ、厳しい自然のなかを逃げまどいながら、思いがけない相棒とともに過酷な夜を生き延び、真実を明らかにしなければならなくなる……。
監督・原案は、数々の短編映画で撮影監督・脚本・編集・プロデューサーを務めてきたJ・ヒューストン・ヤン。10年以上にわたり、ハリウッドで予告編編集者や企画コンサルタントとしても活動してきた人物で、本作は自ら監督した短編映画の長編化となる。
脚本は『アレックスとチュパ』(2023)のジョー・バーナサン&マーカス・ラインハート。本作はシリーズ第1弾となるが、将来的にどのように作品が展開されるのかは現時点で明らかになっていない。
プロディーサーには、スタエルスキと87Elevenのアレックス・ヤング&ジェイソン・スピッツ、Capstone Studiosのクリスチャン・マーキュリー&マーク・ゴールドバーグが名を連ねる。製作総指揮を担うのは、Capstone Studiosのデヴィッド・ハリングとローマン・ヴィアリス。
スタエルスキとヤンは、「Capstone Studiosと提携し、この新たな近未来アクションシリーズを製作できることを大変嬉しく思います」と共同で声明を発表。「このシリーズは、人類にとっての恐怖となるかもしれない未来の要素に焦点を当てています。私たちのコンセプトにヒューストンが新鮮な解釈を与え、世界中の観客を魅了し、次の作品を見たくなる作品になることでしょう」。
映画『Sentinel(原題)』は2025年秋に撮影開始予定。
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Source: Deadline