ゴジラ実写ドラマ「モナーク」大規模な東京ロケに監督が感謝 ─ ゴジラ生誕の地、東宝スタジオも訪問

ハリウッド版『ゴジラ』シリーズが属する「モンスター・ヴァース」初の実写ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」(Apple TV+)は、“日本”がひとつのキーワードだ。主人公のケイト(演:アンナ・サワイ)とケンタロウ(演:渡部蓮)は、ひょんなことから自分たちが異母姉弟であることを知り、父(演:平岳大)の足跡を追って怪獣の世界に足を踏み入れていく。
ケイトとケンタロウのルーツである日本を描くため、本作では東京ロケも実施された。海外作品の日本ロケは困難が伴うことが以前から指摘されているが、本作ではテレビシリーズとして相当大規模なロケ撮影も見どころ。第1話・第2話では、東京在住者ならよく知る風景を劇中で見ることになるはずだ。
この2エピソードの監督を務めたマット・シャックマンは、THE RIVERの取材にて、「東京の街中で撮影できたのは本当に特別なことだった」と述べ、その製作秘話を明かした。
「(東京での)撮影を数週間にわたり実施し、ほとんどの映像は最初の2~3話に登場します。日本の皆さんはとても親切で、東京という賑わった街で壮大かつ複雑なことをやりたいという困難を実現してくださいました。本当に感謝しています。」

幼い頃から『ゴジラ』ファンだったというシャックマン監督は、ゴジラの歴史の一角を担う「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」を手がける上で、東京で撮影したひとつのシーンにとりわけこだわったことも明かしている。「僕が監督した第1話には、ゴジラから逃げる人々が東京の街中を走るシーンがあります。大好きな映画から飛び出してきたような、本当に特別な場面。正確にやり遂げなければいけないと思いました」。
ちなみに、シャックマンをはじめとする製作陣は『ゴジラ』生誕の地である東宝のスタジオも訪問したそう。「黒澤映画が作られ、ゴジラが生まれた聖地を歩けたことは特別な体験でした」と振り返り、「アメリカの映画スタジオにもよく似ていると思いましたが、より活気があってエキサイティング。金型や怪獣の工房があることにも興奮し、アメリカのスタジオにはない魔法を感じました」と感銘を受けたことを明かしている。
「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は、2023年11月17日(金)にApple TV+で第1話・第2話が世界配信され、その後1月12日まで、毎週金曜日に新エピソードが配信される。マット・シャックマンへのインタビュー全文は、11月20日にTHE RIVER掲載予定。
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