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『シャザム!』ヒーロースーツは1着100万ドル超え&ハイスペック ─ ただし着心地は良くない模様

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

DCコミックス原作映画『シャザム!』では、魔法の言葉を唱えるだけで、思春期の少年ビリー・バットソンが大人のヒーロー「シャザム」に変身。超高速で地を駆け、空を飛び、稲妻を操り、怪力を持つその身体は筋肉隆々だ。

そのビジュアルを支えるのは、いかにもスーパーヒーローらしいルックのスーツである。真っ赤な生地の胸元には稲妻が光り、背中には白いマントがはためき、そして腕と腰の金色が、全体の印象を文字通り“引き締める”。実はこの衣装、試行錯誤が繰り返された結果、超高価&超ハイスペックの仕上がりなのだという。


シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

シャザムのスーツ、1着100万ドル以上

総製作期間16週、1着あたりの製作費100万ドル以上。幾度にわたる試行錯誤と予算投入で生み出されたシャザムのスーツについて語るのは、本作で衣装デザインを担当したリア・バトラーだ。1着あたり100万ドルが合計10着、単純計算で総額1,000万ドルが費やされているわけである。

もっともデビッド・F・サンドバーグ監督は、この高額な製作費が、スーツの仕上がりを試行錯誤する中で発生したものであることも強調している。「たとえば稲妻の部分は何個も作りましたね。ひとつは違う形で、もうひとつは違う光り方で…とかね。生地も濃淡や柄を変えたりして、たくさん作ったんです。しかも、それぞれカメラテストをしないといけませんから」

シャザム!【仮!】
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ひとつ完成したスーツは、演じるザッカリー・リーヴァイのものだけでなく、スタントパーソンが着用するものも含めて複数製作されるという。撮影中にも適宜改善が加えられ、時にはデザインごと変更されることもあるわけだ。「もともと、ブーツは全く違うデザインでした。でもあれは壊れてしまうので、デザインし直す必要があったんです」。もちろんデザインをし直せば、それに伴う追加費用も発生する。

『シャザム!』本編でザッカリーが着用しているスーツは、表面がスパンデックスで製作されている。その内部に仕込まれている筋肉のスーツは、ザッカリーの体型を強調するよう、俳優本人のボディラインに沿って作られたとのことだ。またスーツの背面には、稲妻やガントレットを光らせるためのバッテリーがマントで隠れるよう装着されている。ライトは遠隔で操作されるため、スーツの中にはあらゆる配線が仕掛けられていたという。

ザッカリー・リーヴァイ「着心地は良くない」

では、凝りに凝ったスーツを着用してシャザムを演じたザッカリー・リーヴァイは、実際のところスーツについてどう考えていたのだろうか? 米ComicBook.comは、あえて「スーツの良くなかったところ」を尋ねるという意地の悪さを発揮。すると、ザッカリーは躊躇いなく「トイレに行くのが大変なんですよね」と答えたという。

「カッコよく見えるように、継ぎ目なく作られていますから。ジッパーをあちこちに付けるわけにはいかないんですよ。デッドプールとは違って。彼のはいっぱいジッパーが付いてるでしょ。ロブ・リーフェルド(編注:『デッドプール』原作者)が作ってたら、ポーチもジッパーもたくさんあって、足首も軽かったんでしょうね。」

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

スーパーヒーロー・ジョークを炸裂させたザッカリーは、スーツの着心地は決して良いものではなかったとも明かしている。バッテリーや配線のために、思わぬ苦労をすることもあったようだ。

「ものすごいスパンデックスの着ぐるみを着てるわけなので、全体的に着心地が良くないことはありました。ものすごくタイトで、二枚目の皮膚みたいになってくるんです。とても暑かったり、めちゃくちゃ寒かったり、中を電気が走ったりして。」

とはいえ、ヒーロースーツの着心地に文句を言えるのは、ヒーロー役を射止めた人間だけの特権だ。実際のところザッカリーは、尋ねられたからこそ良くなかった点を答えたものの、「もしもまた着られるんなら、僕は絶対に着ますよ」と言い切っている。「このスーツをまた着られるなら、キツいのも大丈夫。やります」

ちなみに余談ではあるが、マーベル・シネマティック・ユニバースでスパイダーマンを演じているトム・ホランドも、自身のスーツに対して「着心地が悪い」と漏らしていた人物のひとりだ。しかし彼もまた、そんな時には「これを着たかった人たちが大勢いることを思い出します。“わかってるのか、バカ野郎。僕は世界一幸せな男なんだぞ”って」と述べている。

映画『シャザム!』は2019年4月19日(金)全国ロードショー。2D字幕&吹替版のほか、IMAX字幕版、4D吹替版、Dolby Vision字幕版、ScreenX字幕&吹替版も上映される。

『シャザム!』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/shazam-movie/

Source: ComicBook.com ※本記事はTHE RIVER過去記事に加筆修正を施したものです。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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