【ネタバレ】『シャザム!~神々の怒り~』ラストシーンの信じられない事実が発覚 ─ 監督が明かす秘密のエピソード

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『シャザム!~神々の怒り~』ガル・ガドットとザッカリー・リーヴァイ、別撮りだった
映画『シャザム!〜神々の怒り〜』クライマックスでシャザム(ザッカリー・リーヴァイ)は、カリプソ(ルーシー・リュー)のドラゴンとスタジアムで死闘を繰り広げ、命を落とす。魔術師シャザムやファミリーが亡骸を埋葬しながら、神でなければ復活させられないと悲嘆していると、「私がいる」とワンダーウーマン(ガル・ガドット)があのテーマ曲と共にサプライズ登場を果たす。
デヴィッド・F・サンドバーグ監督は筆者とのインタビューで、ワンダーウーマン登場は当初の脚本から予定されていたことだったと明かしてくれていたが、実はさらなる秘密も教えてくれていた。ザッカリー・リーヴァイとガル・ガドットは現場でどのような様子でしたかと尋ねてみると、「これは内緒話なんですけどね……」と、こう答えたのだ。
「スケジュールの都合で、あの2人は別撮りだったんです。それでも2人は素晴らしい仕事をしてくれて、実際には顔を合わせていないだなんて信じられないような仕上がりになりました。すごいですよね。」
We shot the scene with Taylor to figure out what coverage we then needed to get with Gal since she couldn’t make it to Atlanta. It’s also Taylor’s body with the wizards head on it. There is absolutely no deepfaking going on. When you see Gal it’s 100% her.
— David F. Sandberg (@ponysmasher) March 18, 2023
驚くべきことに、実はあのシーンでリーヴァイとガドットは顔を合わせていないというのだ。リーヴァイらが撮影を行った際には、ワンダーウーマン役の代役が参加していた。その写真が出回ると、「ディープフェイクでガル・ガドットの顔を当てはめたのではないか」との憶測もされたが、監督はTwitterでこれを否定。後日ガドットと撮影して差し替える前提で代役を立てただけで、「劇中のガルは100%本人」だという。ちなみに、映画の序盤で魔術師シャザムの顔と共に現れた夢の中のワンダーウーマン役も、この代役テイラー・ケーヒルが務めていたそうだ。
監督曰く、『シャザム!』1作目のラストにサプライズ登場したスーパーマンも同じ手法で、後ほどヘンリー・カヴィルと撮影を行って差し替える段取りになっていたが、結局カヴィルの参加が叶わずじまいだったという(撮影できなくなった理由は監督にも分からないとのことだ)。
ところで少し気になるのが、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーがコスチューム姿のガル・ガドットと会ったと話していたことだ。フレディたちは土から蘇ったシャザムに抱きつく描写があったことから、グレイザーとリーヴァイは一緒に撮影していたはず。となると、グレイザーがガドットを見たというのは辻褄が合わなくなる気がする。実際の撮影とは別の日に遭遇していたということだろうか?