「SHERLOCK/シャーロック」新シーズン「やらない方がどうかしてる」とプロデューサー ─ 「少し歳を取った2人を描きたい」

やらない方が、どうかしてる!ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマンによる人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-2017)待望の新シーズン実現に向けて、共同クリエイターのスティーヴン・モファットが強い希望を米SFXで訴えている。
アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを現代的かつ大胆にアレンジしたシリーズ。英BBCで全4シーズンにわたり放送され、世界中で大ヒットとなった。2017年に全4シーズンで終了してから7年、今なお復活希望の声が根強い。
製作者らはこれまでもシーズン5継続に向けたコメントを繰り返しており、2024年10月にはプロデューサーのスー・ヴァーチューが「未来はあります。いつかね」と可能性を示唆しつつ、「映画版を作りたい」と語っていた。対してモファットはこの度、「スーは聞かれたからそう答えただけだし、急に映画の話に変わりましたよね。ニュースがなかった。いつものように質問をかわしているだけです」と反応。「是非またやりたいです。このフォーマットは古びれていない。100年以上が経っても力強い。なのに、なぜもっと作らない?」と熱いコメントで答えている。
「またやりたいですし、いつかできればいいなと思っています。やらない方が邪道だと思います。誰からも見向きもされないようなドラマもたくさん作られているんだから、みんなが夢中になっているものを作ってもいいのに。もう一度やらないというのは、もはやおこがましいしいし、傲慢だと思う。でも、しっかりとした計画は全くないんです。」
「SHERLOCK/シャーロック」は待っているファンも大勢いるのだから、制作すれば絶対に間違いないのに……と、モファットは考えているようだ。最後のシーズンから7年、すっかり売れっ子となったカンバーバッチとフリーマンを呼び戻すことになるシーズン5について、モファットにはアイデアがあるという。
「そのアイデアというのは、また戻ってやり直すというものなのですが、もう少し具体的に言うと、彼らが少しだけ歳をとった姿を見れたら素敵なんじゃないかなと。私たちのバージョンでは、彼らが若かったことが常に前景にありましたから。言うまでもなく、彼らもアップデートされました。もっとジェレミー・ブレットやエドワード・ハーウィックの年齢、ラスボーンやブルースのような年齢の彼らを見ることができたら、とても素敵だと思います。今なら、もっと有名な中年のバージョンをやれると思うんです。」
ジェレミー・ブレットとエドワード・ハーウィックとは、1980年代〜1990年代にイギリスで放映されたドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」でシャーロックとワトソンを演じた2人で、共に50〜60代で役を務めた。続いて言及されたベイジル・ラスボーンとナイジェル・ブルースも同様だ。現在、カンバーバッチは48歳で、フリーマンは53歳。脂の乗った2人であれば、より成熟した、独特の色気を放つコンビを演じてくれることだろう。

「待ってくれているお客さんがいる。やらない方がどうかしてますよ」と、モファットの思いは熱い。あとはスタジオ側の判断と、多忙なカンバーバッチとフリーマンのスケジュール次第ということになりそうだが……?
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Source:SFX via ScreenRant