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「SHOGUN 将軍」伝統を重んじて「アクロバットや特殊効果はナシ」 ─ アンナ・サワイ日本で武術修行「素晴らしい生徒でした」

SHOGUN 将軍
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真田広之主演・プロデュースの時代劇ドラマ「SHOGUN 将軍」第9話『紅天』では、戸田鞠子役のアンナ・サワイによる必死アクションが大きな話題を呼んだ。同シーンの舞台裏やこだわりについて、アシスタント・スタントコーディネーターを務めたシャーリーン・ロイヤーが詳しく語っている。

この記事には、「SHOGUN 将軍」第9話『紅天』のネタバレが含まれています。

「SHOGUN 将軍」第9話『紅天』では、藪重、按針と共に大坂城入りした鞠子が、虎永の妻たちを連れて明日大阪を発つと宣言。しかし、石堂和成がそれを許可するはずもなく、鞠子の出発は阻まれる。

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城の兵たちは許可状がなければ門を通せないと主張し、鞠子側の兵と激しい斬り合いになる。状況が劣勢となるなか、鞠子は矢が飛び交う砂利道を恐れることなく進み、一本の薙刀を振るいながら、一人で男たちに立ち向かう。

Screen Rantの取材に応じたロイヤーは、サワイが同シーンの撮影に備えて、日本で修行していたことを明かしている。「コンサルタントが数人いて、出村先生もいらっしゃいました。彼は亡くなられましたが、私のボス、ラウロ(・チャートランド=デルヴァル)の師匠だったんです。ラウロは彼女(サワイ)を日本に連れていき、番組に関わっていたスタント・マーシャル・アーティストたちと一緒にトレーニングを行いました」。

その際に重視したのは、アクロバティックな動きを避け、時代背景に即したシンプルでリアルな表現をすることだったという。

「撮影現場では、彼(ラウロ)が彼女(サワイ)に振り付けを行い、コンサルタントを付け、型通りに仕上げるようにしました。今時の戦闘シーンでは、アクロバティックな動きや特殊効果が使われますが、私たちは一切そういったことをしていません。なぜなら、作中の時代は、純粋でシンプルで伝統的な武道家ばかりだったからです。そこで、スタントパフォーマーや振付師全員を巻き込み、トーンダウンし、基本に忠実にすることで、リアルに見えるようにしました。

また、ロイヤーは「アンナ・サワイは素晴らしい生徒でした」と称賛し、「彼女は本当に本当に優秀で、全てを完璧に習得しました。繰り返し行うことが重要です。なので、多くの繰り返し、コンサルティング、アドバイスが行われました」と語っている。同場面のサワイのパフォーマンスは広く称賛を浴びたが、その背景には、真摯にトレーニングに臨む姿勢があったといえるだろう。

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    Source:Screen Rant

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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