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もう原作がない「SHOGUN 将軍」シーズン2、「本格的な区切りがついた」 ─ シーズン1に登場しなかったキャラクターも採用

「SHOGUN 将軍」
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ジェームズ・クラベルの同名小説を再映像化し、その完成度の高さから世界中で絶賛を浴びた歴史ドラマ「SHOGUN 将軍」。シーズン1では原作の内容を完全に網羅したため、シーズン2では新たな物語を創り上げる必要がある。この課題にどのように取り組んでいるのか、共同クリエイター/ショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサー/脚本家のジャスティン・マークスレイチェル・コンドウが英Empireに語った。

シーズン2では翻案するストーリーがないことについて、マークスは「とても難しい」とコメント。一方ポジティブな面もあるようで、コンドウが次のように語っている。

「シーズン2でこの難しい部分に取り組むことができて良かった。私たちは創造的なカオスに慣れていますからね。最初は、そのカオスが混乱や不安を招いていました。今でも不安は感じますが、いつか全てが上手く収まると信じています。」

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またマークスは「ストーリーの結末に向けて、初めて本格的な区切りがつきました」と述べ、すでにシーズン2の終盤の展開が固まりつつあることを明かした。「クラベルが築いた土台にとても感謝しています。いつも“何かが足りない”と思ったら、本を手に取るんです。すると、“ああ、このキャラクターか。彼のことを忘れていた。シーズン1では使わなかったな” と気づくんです。今僕たちが作り上げているものにすごくワクワクしています」。

もともと1シーズン完結のリミテッドシリーズとして制作されていた本作は、賞レースを前にシーズン2の制作が決定した経緯がある。シーズン1は、原作への敬意を込めた脚色、圧倒的な映像美、そしてキャストの優れた演技が高く評価され、エミー賞では作品賞を含む史上最多14部門を受賞した。シーズン2では原作の先を描くという挑戦が求められるが、シーズン1で得た制作経験に加え、引き続きクラベルの原作を土台にしているという発言から、大いに期待できそうだ。

Source:Empire(via Screen Rant)

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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