『シャン・チー』『ホワット・イフ?』アメコミ邦訳版が発売、『バットマン:ジョーカー・ウォー』『スーペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマン』も【邦訳アメコミ最新情報】

ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)より、2021年8月発売の邦訳アメコミラインナップが到着だ。今月は、ジョーカーがバットマンを徹底的に追い詰めていく『バットマン:ジョーカー・ウォー』に、映画も話題の『シャン・チー』、アニメ版が配信中の『ホワット・イフ?』に加え、新シニスター・シックスを描く『スーペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマン』がラインナップ。
『バットマン:ジョーカー・ウォー』(DC)
バットマンの私財や装備をすべて奪いとり、ゴッサムシティを手中に収めたジョーカー。かつてなく追いつめられたバットマンに勝機はあるのか? DC注目の一大イベント『バットマン:ジョーカー・ウォー』、ついに開幕!
前作『バットマン:ダーク・デザイン』で制作陣を一新し、新たなスタートを切ったバットマンシリーズ。本作『バットマン・ジョーカー・ウォー』は2020年7月から10月にかけて大規模に展開された一大クロスオーバーイベントで、ジョーカーがバットマンとそのファミリーを徹底的に叩き潰すための全面抗争が描かれる。
これまでゴッサムシティの命運をかけ、幾度となく争ってきたバットマンとジョーカーだが、常にバットマンが勝利を収めてきていた。しかし今回、ウェイン家の潤沢な資金、バットマンの最先端の装備を奪い取ったジョーカーに、もはや死角はない。
さらにジョーカーの魔の手はバットマンの大切な家族たちをも追いつめていく。バットマンのファミリーも巻き込み、かつてないほどの規模で繰り広げられる一大クロスオーバーイベント「ジョーカー・ウォー」。本作『バットマン:ジョーカー・ウォー』に続いて、9月には外伝『ジョーカー・ウォー:コラテラル・ダメージ』上下巻の2冊が連続刊行で登場。
すべてを手に入れたジョーカーに、すべてを失ったバットマンはどう立ち向かうのか? バットマンの一大クロスオーバーイベントをどうぞお見逃しなく!2021年8月26日頃発売。
『シャン・チー:ブラザーズ・アンド・シスターズ』(MARVEL)
2021年9月3日公開予定のマーベル新作映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でいま最も注目されているキャラクター、シャン・チーの単独作品が初邦訳でついに登場。
MCUファンの皆様は、待望のマーベル映画の新作ラインナップが発表されたとき、おそらくこう思ったのではないだろうか。「シャン・チーって……誰!?」
古くからマーベル作品を追っている方はご存知でも、一般にはまったくといっていいほど知られていないシャン・チー。実は初登場はかなり古く、1973年12月の『マーベル・スペシャル・エディション』 #15でのこと。その後『マスター・オブ・カンフー』と改題され、#125まで続く長期刊行作品となった。
本作『シャン・チー:ブラザーズ・アンド・シスターズ』は、2020年9月から2021年1月にかけて本国でリニューアル刊行された新シリーズだ。ライターのジーン・ルエン・ヤンは、全米図書賞の最終候補にもノミネートされた『アメリカン・ボーン・チャイニーズ:アメリカ生まれの中国人』(花伝社)で注目されたチャイニーズ・アメリカンのコミックス作家。先日発表された2021年アイズナー賞でも、彼がライターを務めた『スーパーマン・スマッシュ・ザ・クラン』と『Dragon Hoops』が3部門で受賞するなど、非常に高い評価を受けている実力派のコミックスライターだ。
物語は、中国に古来より伝わる武術の一門、伍兵宗(ファイブ・ウエポン・ソサイエティ)の総帥の血を継ぎながら、いまはサンフランシスコのチャイナタウンでひっそりと暮らすシャン・チーのもとに、謎の刺客がやってくるところから始まる。
なんとか刺客の襲撃をかわしたシャン・チーは、一族の仲間から驚くべき敵の正体を知らされる。刺客を放ったのは、なんとシャン・チーの生き別れた妹シスター・ハンマーだった……。
兄妹たち、そして一族を守るためのシャン・チーの戦いがここからはじまる! 映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』よりひと足早く、コミックスでシャン・チーの冒険をぜひお楽しみあれ。2021年8月26日頃発売。
『スーペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマン:盗人(ヴィラン)にも三分の理』(MARVEL)
B級ヴィラン集団、新シニスター・シックスの行き当たりばったりな犯罪計画を描く、抱腹絶倒のヴィランコメディ、待望の第2巻!
前作『スーペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマン:嘘つきは泥棒(ヴィラン)のはじまり』をまだ読んでいないという方のためにまずお伝えしておくと、本作、タイトルに「スパイダーマン」と入っているものの、スパイダーマンはほぼ出てこない。本作の主役は、普段これといって見せ場もないままスパイダーマンにいつもコテンパンにやられては消えていくB級ヴィランたちだ。
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