『ジョン・ウィック』プロデューサー、ショークワイア部顧問の活躍描く実話青春映画を製作 ─ スピルバーグの製作会社とタッグ

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)などでプロデューサーを務めたジョビー・ハロルドが、ショークワイア部での高校教師の活躍を題材にした実話に基づく映画(タイトル不明)を手がけることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
ショークワイアとは、ダンスと合唱を組み合わせたパフォーマンスのこと。本作は、米ニューヨークにあるユニオンデール高校に勤務する教師リネット・カーヒックスと、リネットが顧問を務めるショークワイア部Rhythm of the Knightを基にした物語となる。2010年に同部の顧問に着任したリネットは、それまでの伝統的な合唱団のチームを変え、絶賛されるショークワイアを築きあげるために、たゆまぬ指導を続けた。
Rhythm of the Knightは、多くが経済的に困難な状況にある家庭の生徒たちのために、生活に必要な基盤を与え、支援してきた。リネット自身も、衣装から食料、学用品までを生徒のために金銭的に賄ってきたという。そんなリネットに対して、生徒は“ママ”と呼ぶほど厚い信頼を寄せている。Rhythm of the Knightは2018年に開催された全米ショークワイア決勝大会で、黒人・ラテンアメリカ系を含んだチームとして初の大賞を獲得。卒業して大学へと巣立ったメンバーたちと共に、リネットとRhythm of the Knightの感動的な物語は、教師と生徒両方にとって人生を変えるものになったという。
本作の製作には、スティーブン・スピルバーグらにより設立されたアンブリン・パートナーズが参加。ハロルドのほかプロデューサーには、『フッド:ザ・ビギニング』(2018)のトーリー・タネルが就任している。監督やキャスト、あらすじについては不明だ。続報に期待しよう。
Source: The Hollywood Reporter