シャマラン監督、占いオモチャ「マジック8ボール」を実写ドラマ化

『シックス・センス』(1999)『トラップ』(2024)など数々のホラー映画を手がけているM・ナイト・シャマランが、マテル社のおもちゃ「マジック8ボール」を題材にした実写ドラマシリーズ「Magic 8 Ball(原題)」を監督することが明らかとなった。米Varietyが報じている。
1946年に発明された「マジック8ボール」は、振ると「YES」か「NO」の質問に答えてアドバイスを提供する黒い球体のおもちゃだ。「Without a doubt(間違いなく)」など肯定的なものから、中立的や否定的なものまで20種類の答えがあり、『トイ・ストーリー』などの映画やドラマシリーズにも数多く登場している。
シャマランは自身のInstagramに、「MAGIC 8 BALL シーズン1 パイロット版」とプリントされた脚本の表紙に「マジック8ボール」を置いた写真を投稿。「数年間、この作品に取り組んできた。誰が出るかな?」とコメントを添えている。
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シャマランが監督を務め、脚本を手がけるのは、「Glee」(2009-2015)「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011-)の共同クリエイター、ブラッド・ファルチャックが担当。現時点でキャストと配給会社は未定だ。
シャマランは、『サイン』(2002)や『スプリット』(2017)、『ミスター・ガラス』(2018)などで知られ、予想外のどんでん返しや緊張感ある演出を得意とするサプライズ・ホラーの名手だ。「Magic 8 Ball(原題)」もホラーやサスペンス、スリラーの要素を含む作品になると予想される。
なお、マテル社は『バービー』(2023)の世界的な大ヒットを受け、自社のおもちゃテーマにした映画・テレビ番組の製作を進めている。『きかんしゃトーマス』の映画版や、人気ミニカー「ホットウィール」の実写版のほか、「モグラ叩き」の映画化企画などが進行中。2026年6月5日には、マテル社のアクションフィギュアを実写映画化する『マスターズ・オブ・ザ・ユニバース(原題)』が米国公開予定だ。
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Source:Variety