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巨匠スコセッシ、窪塚洋介の熱弁に目元ウルウル…『沈黙 -サイレンス-』ジャパンプレミアレポート

沈黙 ジャパン・プレミア

モニカ役 小松菜奈

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©THE RIVER
今作でハリウッドデビューとなった小松菜奈は「慣れない英語でのセリフで壁にぶつかった」と振り返る。「どうやって英語でお芝居をすればいいのか、感情をどこに持っていけばいいのか迷った」そうだ。

『アメイジング・スパイダーマン』などでも知られるロドリゴ役アンドリュー・ガーフィールドと共演したことについては、「アンドリューさんはとても大変な役で、ストイックに減量していたり、声もかけられる状態でもなく、お話もなかなかできませんでした。」と、現場での緊張した空気感について語った。

「遠くで見ていても、本編を見ても、すごく過酷なものだったのだなと。自分たちとはとても比べられないなというくらいの大変さがあったようでした。クランクアップの際はハグをしてくださったんですけど、もうちょっとお話できればよかったなと思いました。」

そんな小松が現場で経験した苦難は、感情をさらけ出して挑んだシーンの再撮影だった。一度はオーケーになったものの、編集の都合で翌日にもう一度取り直しになったそうだ。

「その時の感情を思い出しちゃってすごい泣いちゃったんですけど、求めてくれているということはまだ出来ると思ってくれているのだと思い、そのときは辛かったんですけど、もう一度見てくれるのは幸せなことだと思いました。」

スコセッシ監督も小松のシーンには舌を巻いたようで、「彼女の芝居にはとても驚いて、再撮影を頼むのが辛くて辛くて…。でも翌日になれば同じくらい激しくエモーショナルな演技を見せてくれて、凄かったんですよ」と絶賛した。

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©THE RIVER
小松菜奈のキャスティングは巧みと言えるだろう。彼女の存在により、10代の若い世代も『沈黙 -サイレンス-』に触れる機会が演出される。小松自身も、「若い人たちにどんな気持ちでも観てもらえるかと、反響が楽しみです。とにかく一人でも多くの若い人たちに観て欲しい」とアピールした。

ジュアン役 加瀬亮

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©THE RIVER
「小松さんは普段ダルそうなのに、芝居に入ると200%くらいの力を出すんです。普段パワーを蓄えてるのかなと思いました。」と小松をユニークに評した加瀬亮。

「この共演者の名前と監督の名前を聞いた時に、すごくワクワクして、どうしても参加したいと思いました」と、今作への参加に至る想いを語った加瀬は、「自分は特別の宗教を持っていないので、ジュアンを演じながら自分の中で信仰になるものを探しながら演じていました」と回顧した。

「(信仰は)この映画のテーマでもあるので、観た後にきっとそれを感じてくれたら嬉しいです。」

沈黙 ジャパン・プレミア
(C)2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
日米最高のスタッフのもと、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソンと、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮といった豪華キャストで送るマーティン・スコセッシ監督最新作『沈黙 -サイレンス-』、いよいよ1月21日(土)より全国ロードショー。

(C)2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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