マーベル単独映画『シルバーサーファー』計画中!「ファンタスティック・フォー」登場、マーベル屈指の能力者

米20世紀フォックスが、マーベル・コミック作品「ファンタスティック・フォー」に登場するヒーロー、シルバーサーファーを主人公とする単独映画を企画していることがわかった。米The Hollywood Reporter誌が伝えている。
2017年12月、米ウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀フォックスの買収を発表。実際に買収が完了するのは早くとも2019~2020年頃とみられるが、その間もフォックス側はマーベル・コミックを扱った映画を次々に実現させていく方針のようだ。
「ファンタスティック・フォー」シルバーサーファー、単独映画化!
THR誌によれば、単独映画『シルバーサーファー(仮題)』は同社の進めている「秘密のプロジェクト」のひとつだという。脚本作業にあたっているのは、コミックライターのブライアン・K・ヴォーン。マーベルでは「X-MEN」などの執筆に携わったほか、邦訳されている代表作には『サーガ』(ShoPro Books刊)や『Y: THE LAST MAN』(誠文堂新光社刊)がある。どちらも批評家や読者から絶大なる支持を集め、「傑作」と評されている作品だ。
シルバーサーファーがコミックに初登場したのは、1966年刊行「ファンタスティック・フォー」#48。その後、単独誌「シルバーサーファー」なども刊行されている人気キャラクターで、マーベル・コミックでも屈指の能力を誇る。
もともとは惑星ゼン・ラの学者ノリン・ラッドだったが、ある時、惑星のエネルギーを吸収しながら旅する存在、ギャラクタスが故郷に襲来。ノリンはギャラクタスとの交渉に臨み、そこで自分自身をギャラクタスの尖兵である「ヘラルド」とすることでゼン・ラ人を守るのだった。その後、彼はシルバーサーファーとして地球を訪れることになる。
実写映画において、シルバーサーファーは『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)に登場。『ヘルボーイ』シリーズや『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日公開)など、数々の映画でクリーチャーを演じているダグ・ジョーンズが扮した。なお、声優を務めたのは『マトリックス』シリーズで知られるローレンス・フィッシュバーンだ。
ちなみに20世紀フォックスは、本作以外にも『ドクター・ドゥーム(仮題)』や『マルチプル・マン(仮題)』など、複数のマーベル映画を水面下で進行させている。関係者によれば「1時間に100マイル進むくらいのペース」という怒涛の進行ぶりだそうで、さらなる「秘密のプロジェクト」も控えているとみてよさそうだ。
映画『シルバーサーファー(仮題)』の劇場公開日など詳細は不明。
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20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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Sources: https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/will-disney-disrupt-foxs-x-men-movie-mega-plans-1088623