【閲覧注意】スレンダーマンにご用心!異常に背が高く手足が長い、都市伝説に登場する恐怖を扱ったドキュメンタリー映画『BEWARE THE SLENDERMAN』

あなたは、「スレンダーマン」(The Slender Man、Slenderman)をご存知だろうか?
スレンダーマンとはアメリカの都市伝説に登場する不気味な存在であり、背が異常に高く、ガリガリに痩せていて、異様なまでに長い手足を持った男性の姿をしていると言われる。
さらにその容姿は、黒いスーツと白いワイシャツを身に纏っており、背中から触手が生えているとか、瞬間移動の能力(スレンダー・ウォーキング)を持っているとか、その姿を直接見た者は死ぬとか噂されている。そしてターゲットに決めた誰かをストーキングしたり、捕まえて拉致したり、何らかの心的外傷を相手に与えたりすると言われており、特に子供たちがそのターゲットにされることがほとんどだという。

このスレンダーマン伝説は、その噂が噂を呼び、インターネット上で大きく広がり、様々な言い伝えや伝説、果ては神話的な世界観へと広がりを見せている。
そしてついに、米国のケーブルテレビ放送局HBO(Home Box Office)にて、このスレンダーマンを扱ったドキュメンタリー映画が放送されることになった。監督はアイリーン・テイラー・ブロッドスキー(Irene Taylor Brodsky)。
その予告編が公開されているので、興味のある方は是非にもご覧いただきたい。
タイトルは『Beware the Slenderman』である。
このスレンダーマンには、しっかりとした噂の発生源が存在していることは、あるいはご存じの方も多いかもしれない。
2009年6月8日、サムシング・オーフル(Something Awful: The Internet Makes You Stupid)というウェブサイトのフォーラムに、「Photoshop でパラノーマルな画像を創り出そう (create paranormal images through Photoshop)」という趣旨のスレッドが立てられた。その2日後の6月10日、このフォーラムにビクター・サージ (Victor Surge)、本名エリック・クヌーゼン(Eric Knudsen)という利用者が、真っ黒い背広を着た長身で痩身の怪しげな人物が、複数の子供たちと一緒に写っている白黒の写真を投稿したのである。

最初の投稿時には写真だけであったのだが、その後ビクター・サージは、子どもたちが誘拐される様子を見ていた目撃者の証言のような文章をフォーラムに書き込み、写真に写っている謎の男のことを「スレンダーマン(痩せた男)」と呼んだのである。
“we didn’t want to go, we didn’t want to kill them, but its persistent silence and outstretched arms horrified and comforted us at the same time…” 1983, photographer unknown, presumed dead.
僕たちは行きたくなかったし、僕たちはみんなを殺したくなかったけれど、あいつは永遠に続く沈黙と腕を広げて、ぼくたちを怯えさせながらも、同時に慰めてくれた・・・
1983年、撮影者不明、撮影者は死亡したと推定される

One of two recovered photographs from the Stirling City Library blaze. Notable for being taken the day which fourteen children vanished and for what is referred to as “The Slender Man”. Deformities cited as film defects by officials. Fire at library occurred one week later. Actual photograph confiscated as evidence.