シルベスター・スタローン、『ランボー5』の撮影を終了 ― 「すばらしい旅だった」

シルベスター・スタローンが、代表作『ランボー』シリーズの最新作『ランボー5:ラスト・ブラッド(邦題未定、原題:Rambo V: Last Blood)』の撮影をすべて終了したようだ。自身のInstagramにて報告している。
View this post on InstagramIt’s a long long road that has been traveled … thank you for the support…
「長い、長い道のりを旅してきました。みなさんのサポートに感謝します」との文言に添えられているのは、スタローンによるビデオメッセージだ。『ランボー5:ラスト・ブラッド』の撮影を終えたことを報告して「本当にすばらしい旅だった」と口にすると、かつてジョン・ランボー役を引き受けた際のエピソードをこのように語っている。
「この役柄をもらったのは1980年のことで、(当時は)誰も演じたがらなかったんです。実際のところ、僕は11番目の候補でした。みんなは(『ランボー』第1作を)ほとんど呪われたプロジェクトだと捉えていましたね。僕はすぐに“これは絶好の機会だ”と言ったんですけど。」
スタローンがジョン・ランボー役を演じるのは、自身が脚本・監督を務めた『ランボー/最後の戦場』(2008)以来10年ぶり。
米ComingSoon.netによると、本作のジョン・ランボーは重度のPTSDに苦しんでおり、アリゾナ州の牧場で穏やかな日々を過ごそうとしている設定だという。しかし、そこにランボーの友人と、牧場主のマリアがやってきて、マリアの孫娘がメキシコにて姿を消したことを知らせてくる。ランボーは女性を探しにメキシコへと渡るが、それは人身売買組織を相手取った地獄の戦いの幕開けだった。妹を誘拐されたジャーナリストとともに少女たちを救い、犯罪組織のリーダーを倒すため、ランボーは再び戦闘の技術を解き放たねばならなくなって……。
監督を務めるのは、メル・ギブソン主演『キック・オーバー』(2012)を手がけ、ドラマ「ナルコス」(2015-)などでセカンド・ユニット・ディレクターを担当したエイドリアン・グランバーグ。脚本はスタローンと、ドラマ「Absentia(原題)」(2017-)のマット・サーアルニックが共同で執筆した。
ちなみにスタローンは、『クリード 炎の宿敵』(2019年1月11日公開)をもって、『ロッキー』『クリード』シリーズのロッキー・バルボア役を引退することを示唆したばかり。本作の副題『ラスト・ブラッド』は、シリーズ第1作の原題『First Blood』を踏まえたものとみられるが、スタローンが「長い、長い道のりを旅してきた」「最高の旅だった」と記しているあたり、もしやこちらも卒業が近いのか……?
映画『ランボー5:ラスト・ブラッド(邦題未定、原題:Rambo V: Last Blood)』は2019年秋の米国公開予定。
Sources: Sly Stallone, ComingSoon.net, Comicbook.com