【ネタバレ】『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』あの人のカメオ、撮影間に合わず試写ではダンボール切り抜きで乗り切っていた

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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』カメオ登場のドナルド・グローヴァー、試写会ではダンボールの切り抜きでその場しのぎ
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でアーロン・デイヴィス役で出演したドナルド・グローヴァーが、ヴィランのプラウラー役としてカメオ登場。プラウラーといえば、前作『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)に登場した主人公マイルズ・モラレスの叔父、アーロン・デイヴィスの正体であることが明かされたが、MCUではプラウラーと化す前のアーロンをグローヴァーが演じていた。
グローヴァーの登場をめぐっては映画公開の割と直前までドタバタしており、共同監督を務めたケンプ・パワーズは以前、グローヴァーの出演シーンの撮影は公開の約2ヶ月前に実施されていたことを明かしていた。今回、米Colliderで当時について再び言及したパワーズは、未完成版の試写会での出来事を振り返り、仰天エピソードを披露した。
「試写会の時点ではまだ整理されていなかった事がいくつかありました。ドナルド・グローヴァーのカメオを覚えていると思いますが、彼はまだ(試写の時点では)出演することに同意していなかったんです。試写では、ドナルド・グローヴァーを『サウスパーク』風にダンボールで切り抜いたものを使いました。(劇中の)彼は“やぁ、僕はドナルド・グローヴァーだよ”的な感じでしたね。頭がヒラヒラした彼に、みんな大爆笑でした。」
会場には、関係者以外の人間も含まれていた。パワーズは「誰か、ドナルド・グローヴァーに電話してカメオ出演するのか確認してしまうかな?」と思ったという。その後、無事出演の承諾を得た製作陣は、急ピッチでグローヴァーの撮影を実施。「クレイジーなことですよね。映画がまだ完成していないのに、完成したものとして出すなんて」と大胆な当時の試みを振り返った。「私にとっては伝えると分かっていた物語だったので、その時は、大丈夫だって感じ始めてしまったんです」。
ちなみに、急遽撮影されたのはグローヴァーの登場シーンだけでない。本編ラストに登場する、グウェンがマイルズ捜索チームを結成するシーンも事前試写での上映で元のバージョンがブーイングを受けてしまい、慌てて追加されていたという。
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Source:Collider