『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』世界興収10億ドルを突破 ─ スパイダーマン映画史上初、ソニー歴代第2位の快挙

マーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ3」を締めくくった、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の全世界興行収入が10億ドルを突破、スパイダーマン映画史上初の快挙を達成したことがわかった。米Deadlineなどが伝えている。
報道によれば、2019年7月25日(木曜日・米国時間)の時点で『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は米国興収3億3,300万ドル、海外興収6億7,200万ドルを記録し、累計興収は10億500万ドルに達した。過去のスパイダーマン映画で最高記録となっていたのは、サム・ライミ版『スパイダーマン3』(2007)の8億9,087万ドル。すでに1億ドル以上の差をつけている格好だ。
海外において特に優れた結果を示したのは、やはり中国の2億400万ドル。これに韓国の5,600万ドル、イギリスの3,600万ドル、メキシコの3,000万ドルが続き、日本は2,600万ドルと海外第5位の成績となっている。ブラジルは2,500万ドル、オーストラリアは2,400万ドルと、第5位以降はやや接戦だ。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、10億ドルを超えた史上40本目の映画となり、2019年公開作品としては『アベンジャーズ/エンドゲーム』『キャプテン・マーベル』に続いて3作目。すべてがマーベル・シネマティック・ユニバース作品だというあたり、映画界を席巻する驚異的な勢いがうかがえるというものだろう。ちなみに、実写版『アラジン』もまもなく10億ドルを突破する見込みだが、こちらもディズニー作品である。
ちなみに、ソニー・ピクチャーズ作品として歴代最高興収を記録しているのは『007 スカイフォール』(2012)の11億856万ドル。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は現時点で歴代第2位となっているが、遠からず記録更新となる可能性も高いだろう。第3位は『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)の9億6,300万ドルだ。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)より世界最速公開中。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/
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Sources: Deadline, Variety, THR