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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』米国興収、6日間で2億ドル超えの予想 ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』の熱狂を追い風に

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の米国興行収入に関する早期予測が発表された。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)に日本にて世界最速となる劇場公開を迎えたのち、7月2日(火)に米国公開予定。金曜日に劇場公開されるケースが一般的ななか、火曜日公開という変わり種のスケジュールとなっている。

Box Office Proの発表によれば、本作は7月2日の米国公開後、4日(木)までの3日間で9,000万~1億2,000万ドル、その後7日(日)までの6日間で累計1億9,000万~2億3,000万ドルを稼ぎ出すとの予測。的中すれば、前作『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)が10日かけて超えた2億ドルの大台を早々に突破することとなる。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

今回の早期予測で指摘されているのは、MCUでは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)や『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)をはじめ、シリーズ第2作のほとんどが前作を上回る記録を示していること、また従来のMCU作品でスパイダーマンがとりわけ強い存在感を示していることだ。むろん、スパイダーマンがマーベル・コミック屈指の人気ヒーローであることもヒットの大きな要因となりうる。

また、歴史的ヒットを記録中の『アベンジャーズ/エンドゲーム』の熱狂的支持は、そのまま『ファー・フロム・ホーム』への注目に繋がるとみられている。これを証明するのが、2019年5月6日に解禁された『ファー・フロム・ホーム』の第2弾予告編が公開後24時間で1億3,520万回再生され、ソニー・ピクチャーズ作品としての新記録を樹立したこと。『エンドゲーム』と本作は非常に深いつながりを持ち、予告編に『エンドゲーム』のネタバレが大量に含まれていることも大きな話題を呼んだ。『エンドゲーム』が大きな盛り上がりを見せる中、ベストタイミングを狙った戦略が功を奏したといえるだろう。

一方で不安材料として挙げられているのは、米国では本作の公開前後に『トイ・ストーリー4』が『ライオン・キング』という超話題作が控えていることだ。前者は6月21日、後者は7月19日の米国公開とあって、これら3作品は約2週間のスパンで封切りを迎えることになる。いずれも大ヒットが確実視される作品ばかりだが、この公開ペースが各作品にどんな影響をもたらすかは未知数だ。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)世界最速公開

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/

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Sources: Box Office Pro, Deadline, Box Office Mojo

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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