【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ゼンデイヤがアドリブをした重要シーンとは?

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の極めて重大なネタバレが含まれています。必ず本編鑑賞後にお楽しみください。

別のピーター・パーカー登場の一幕にあり
アドリブは時に俳優同士の奇妙な化学反応を生み出したり、シーンにユーモアや深みを与えたりすることがあるが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではまさに、ゼンデイヤの機転によって観客の笑いを誘った場面がある。ゼンデイヤ演じるMJが、ネッドと共に違うピーター・パーカーを呼び寄せてしまうシークエンスだ。
アンドリュー・ガーフィールド扮するピーター・パーカーとトビー・マグワイア扮するピーター・パーカーの再登場。本編では、ずっと噂されていたサプライズが遂に実現した胸熱な瞬間が2回も訪れてくれたが、ゼンデイヤのアドリブシーンはアンドリュー版ピーターの登場シーンで見られる。これについて、米ポッドキャスト番組に出演したアンドリュー本人が以下のように語った。
「最初、ゼンデイヤはキャンドルスタンドか何かを手に取っていました。僕が最初に出てくるシーンで脅かすためだったんでしょうね。でもそこにパンが入ったバスケットがあって。」
スパイダーマンの姿をしたアンドリュー版ピーターに戸惑ったMJとネッドは、警戒の構え。MJは格闘ポーズをしながら、目の前のピーターに対してテーブルに乗っていたパンを投げつける。ピーターが「どうして投げたの?」と聞くと、「あなたにもピータームズムズがあるか確かめたくて」とMJ。なんともほっこりするやり取りだ。
感動の瞬間にクスッとひと笑いを起こしてくれたMJの行動だが、これは撮影開始前にゼンデイヤが思いついたものらしい。アンドリューによれば「“彼(ピーター)に向かってパンを投げても良いですか?”みたいな感じでジョン(・ワッツ監督)に聞いていた」という。このアイデアにワッツ監督も「いいね、投げちゃって」というように快諾したそうだ。
ちなみに、アドリブで笑いを起こしたゼンデイヤに対して、アンドリューは別のシーンで行ったアドリブによって感動をもたらしていた。そのシーンについては、こちらの記事でじっくりと確認してほしい。
Source: Happy Sad Podcast