Menu
(0)

Search

『スパイダーマン:スパイダーバース』手描きとCGが融合する瞬間 ─ 映画本編をクリエイターが自ら解説、必見メイキング映像

スパイダーマン:スパイダーバース
Spider-Gwen (Hailee Steinfeld) in Sony Pictures Animation's SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE.

第91回アカデミー賞やゴールデングローブ賞をはじめ、各映画賞で栄冠に輝く映画『スパイダーマン:スパイダーバース』より、革新的な映像表現のウラ側に迫ったメイキング映像が到着した。

「スパイダーマン映画史上、アメコミ映画史上最高傑作」との声すら上がっている本作の大きな魅力となった、観客がコミックの中に入り込んだかのようなビジュアルはいかにして誕生したのか? クリエイターによる本編映像の解説のほか、実際に3DCGと手描きが融合する製作の模様も収められている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』で製作総指揮を務めたのは、『21ジャンプストリート』シリーズや『LEGO(R)ムービー』(2014)の監督として知られるフィル・ロード&クリス・ミラー。二人は「アニメーションの制作過程がすべて革新的」、「コミックを映画で再現した」と語る、リアルなCGだけでは実現できなかった新しい映像表現をじっくりと確かめてほしい。

スパイダーマン:スパイダーバース

今回のメイキング映像では、コミックそのもののようなコマ割りシーンや、2Dイラストレーションによる映像が多数公開されているほか、本編でとくに際立った表現がみられる「プラウラーがマイルスを追跡する」シーンを監督らが解説。素早い動作の連続するアクションシーンだが、キャラクターの動きをCGでリアルにはっきりと表現するのではなく、あえてCGに手描きのぼかしを加える、コミックの紙面に起こる色ズレを再現する「色収差」という手法を採用するなど、こまやかな技術が紹介されている。

さらに白黒の線画やスローモーション、目の動きで感情の動きを演出するなど、とことん計算され尽くした制作の過程を解説。かつてのアニメーションでは見たことのない、劇的でインパクトのあるショットが実現した舞台裏が明かされていく。手描き、2D、3Dと続いてきたアニメーションの歴史に敬意を払いながら、まったく新しい映像表現によってアニメの新時代を予感させる『スパイダーマン:スパイダーバース』。メイキングを見たあとは、ぜひもう一度劇場へ…!

THE RIVERが直接訊いた『スパイダーバース』製作のウラ側

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)より全国公開中

『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。