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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」マット・スミス、デイモン役よりも「ドクター・フー」の方がプレッシャーだった? ─ 「半端なかった」

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のデイモン・ターガリエン役として、カリスマ的な魅力を放つマット・スミス。そんな彼の代表作といえば、イギリスの長寿SFドラマ・シリーズ「ドクター・フー」(1963-)だ。2010年から2013年まで同シリーズで主演を務めたスミスは、11代目ドクター役とデイモン役のどちらに大きなプレッシャーを感じたか、米Los Angeles Timesに明かしている。

「『ドクター・フー』のプレッシャーは半端ないですよ。この作品では、10人ぐらいの他の俳優と役を共有していますから。ドクター・フーはドクター・フー、ハムレットはハムレットなのです。(11代目ドクターに抜擢された時)僕は26歳でしたが、あんなプレッシャーを感じることは二度とないでしょう。イギリスでは、とにかくあの仕事に対する注目度がすごいんです。」

注目度とプレッシャーが大きい分、ドクター役への思い入れは強いようだ。「『ドクター・フー』を卒業した人は皆、『ドクター・フー』を永遠に懐かしく思うでしょう。彼(ドクター)は最も輝かしいキャラクターです。タイムトラベルができるという考えをもって生きることは、とても素晴らしいことです。無限の可能性がある。あの役を去るのはつらいですね」。

デイモン役よりも、11代目ドクター役の方が大きなプレッシャーだったというスミス。「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」については、「世界的な巨大シリーズと言われていますが、僕はワトフォードのスタジオに行って、セリフを正しい順番で言うように心がけているだけです」と述べている。大ヒット作「ゲースロ」のスピンオフというプレッシャーはさほど感じていないようだ。

しかし、デイモンを演じるスミスのハマり役っぷりは素晴らしく、シリーズ開始以来メディアやファンから称賛を集めている。第8話ではスミスのアドリブが予想外の反響を呼び、デイモンが一気に‟インターネット・ボーイフレンド(ネット民の理想の彼氏)”化する現象も起きたほどだ。

スミスが「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」にプレッシャーを感じることは今後もなさそうだが、いつかドクターと同じぐらい、強い思い入れは生まれるかもしれない。

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Source:Los Angeles Times

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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