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アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ニコラス・ケイジの出演が確定 ― スパイダーハムほか追加キャラクター発表

米ソニー・ピクチャーズ製作のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年日本公開)に、以前から出演の可能性が報じられていた俳優ニコラス・ケイジの登場が正式に決定した。
2018年7月20日(米国時間)、ポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」に本作のキャスト・スタッフが登場。新たに登場するキャラクターが追加発表されたほか、会場限定の新映像もお披露目されたという。

『スパイダーマン:スパイダーバース』は異なる次元に存在する多数のスパイダーマンが登場する物語。以前公開された予告編では先鋭的なアニメーション表現が話題を呼んだが、詳しいプロットは明かされていない。主人公は“2代目スパイダーマン”のマイルズ・モラレス。そのほか、グウェン・ステイシー/スパイダーグウェンや中年になったピーター・パーカー/スパイダーマンといった人気キャラクターが揃い踏みする。

本作でニコラス・ケイジが声優を務めるのは、“多数のスパイダーマン”の一人であるスパイダーマン・ノワール。「アース90214」と呼ばれる並行世界に存在するキャラクターで、本名はピーター・パーカーだが、世界恐慌下のニューヨークで活躍するややダークなヒーローだ。

そのほか登場が発表されたのは、パワードスーツで戦う少女ペニ・パーカー/“SP//Ddr”と、ピーター・ポーカー/スパイダーハム。後者は名前の通りブタのような姿をした、長い歴史とファンからの人気を誇るキャラクターである。そのオリジンはいささかややこしく、放射能を帯びたブタのメイ・ポーカーに噛まれたクモという設定。ブタがクモの能力を手に入れたのではなく、クモがブタのようになってしまったのだ……。
どちらのキャラクターも原案とみられるコミック「スパイダーバース」シリーズ(邦訳版はヴィレッジブックス刊)に登場しているので、気になった方は今のうちにぜひご一読いただきたい。

また、このたびソニー・ピクチャーズの米公式Twitterでは、マイルズ・モラレスとグウェン・ステイシー、ピーター・パーカーの新ビジュアルも公開されている。

本作で主人公マイルズ・モラレスを演じるのは、ドラマ「ゲットダウン」(2016-2017)の新鋭シャメイク・ムーア。グウェン・ステイシー役には『トランスフォーマー』のスピンオフ映画『バンブルビー』(2019)に抜擢されたヘイリー・スタインフェルド、ピーター・パーカー役には『ジュラシック・ワールド』(2015)ロウェリー役のジェイク・ジョンソンが起用された。新たに発表されたペニ・パーカー役はドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2014-)のキミコ・グレン、スパイダーハム役はコメディアンとして活躍するジョン・ムラニーが演じる。
そのほか、マイルズの叔父アーロン・デイヴィス役には『ムーンライト』(2016)のマハーシャラ・アリ、父親ジェファーソン・デイヴィス役にはドラマ「アトランタ」(2016-)のブライアン・タイリー・ヘンリーが配された。

なお、監督を務めるのは『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)の脚本に携わったボブ・パーシケッティ、『22ジャンプ・ストリート』(2014)を執筆したロドニー・ロスマン、『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2012)のピーター・ラムジーの3人。プロデュース&脚本は『LEGO(R) ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリス・ミラーが手がけ、共同脚本は「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」(2012-2016)や映画『名探偵ピカチュウ(原題:Detective Pikachu)』のアレックス・ハーシュが務める。

アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年ロードショー

『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/

Sources: Variety, Comicbook.com, Sony Pictures

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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