アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ニコラス・ケイジがスパイダーマン・ノワール役で出演の可能性 ― 米報道

米ソニー・ピクチャーズ製作のアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年日本公開予定)に、『ゴーストライダー』シリーズや『キック・アス』(2010)などで知られるニコラス・ケイジがスパイダーマン・ノワール役で声優を務める可能性が浮上している。米Discussing Film誌が伝えたのち、米Collider誌も確認したと報じている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公はおなじみのピーター・パーカーではなく、コミックでは二代目スパイダーマンとして登場するマイルズ・モラレス。原案とみられるのは、2014~2015年にコミックで展開された一大イベント「スパイダーバース」で、異なる次元に存在する多数のスパイダーマンが共演するというストーリーだ。
ニコラス・ケイジが演じるスパイダーマン・ノワールも、その“多数のスパイダーマン”の一人で、「アース90214」と呼ばれる並行世界に存在するキャラクター。本名はピーター・パーカーだが、メイン・バースのピーターとは設定が異なり、世界恐慌下のニューヨークで活躍するややダークなヒーローである。
なお本情報については、大手メディアからの報道がなされていない状況のため(2018年7月6日現在)、本記事ではあくまで確定ではなく「可能性がある」という範囲でお伝えしている。追って新たな情報が入りしだい、そのつどお伝えしていく予定だ。
本作で主人公マイルズ・モラレスを演じるのは、俳優&ラッパーという顔を持つ、ドラマ「ゲットダウン」(2016-2017)の新鋭シャメイク・ムーア。叔父のアーロン・デイヴィス役には『ムーンライト』(2016)のマハーシャラ・アリ、父親のジェファーソン・デイヴィス役にはドラマ「アトランタ」(2016-)のペーパーボーイ役で知られるブライアン・タイリー・ヘンリーが配されている。
監督を務めるのは『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)のストーリーを担当したボブ・パーシケッティ、『22ジャンプ・ストリート』(2014)を執筆したロドニー・ロスマン、『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2012)を手がけたピーター・ラムジーの3人。プロデュースは『LEGO(R) ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリス・ミラーで、脚本にはフィル&クリスのほか、『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』(2012-2016)や映画『名探偵ピカチュウ(原題:Detective Pikachu)』のアレックス・ハーシュが携わった。
アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は、2019年日本公開予定。
ちなみにニコラス・ケイジは、米国公開を控えるアニメ映画『Teen Titans Go! To the Movies(原題)』ではスーパーマンの声を務めている。アニメの世界でヒーロー・ラッシュとなるか…!