『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、TVシリーズでなく映画として配信か

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)をザック・スナイダー監督が当初の構想を新たに蘇らせる、“スナイダー・カット”こと「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」の作品形式が、これまで伝えられていたテレビシリーズから映画へ変更されるかもしれない。スナイダー監督本人が明かしている。
“スナイダー・カット”は、『ジャスティス・リーグ』から途中降板したスナイダー監督が自身の初期構想に基づき、再制作する作品。2020年8月23日に特報映像が公開された際、HBO Maxにて各話1時間、全4話構成で配信予定であることが発表されていた。この時すでに、約4時間に及ぶ1本の長編作品としてリリースする計画も伝えられていたが、ひとまずテレビシリーズ作品として製作されているのが現時点までの認識であった。
このたびスナイダー監督は、SNS「Vero」にて“スナイダー・カット”の製作風景を投稿。この投稿のコメント欄にて、ファンから「今もテレビシリーズとして作っていますか?それとも1回限りの映画として作っているのでしょうか?」と質問を受けると「1回限り」と返答したのだ。つまり、映画としての製作に方針を切り替えたということになる。
“スナイダー・カット”の作品形式を巡る方針転換の経緯は定かでない。もっとも、製作発表当時よりテレビシリーズと映画、両方の可能性が伝えられていたため、製作側も作品形式の変更を想定の範疇に収めていたのだろうか。
また、スナイダー監督は“スナイダー・カット”のIMAX上映を以前から希望しており、2020年末には米IMAXと「謎のビッグプロジェクト」を計画していることが判明済み。この企画が“スナイダーカット”に関連するものなのかは不明だが、仮にそうである場合、映画“スナイダーカット”をHBO Maxにて配信した後に劇場でのIMAX上映を実施する、という展開戦略が練られているのかもしれない。
Source: Zack Snyder Vero