『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット実現、監督&サイボーグ役レイ・フィッシャーが感謝 ─ ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィルもメッセージ

映画『ジャスティス・リーグ』(2017)において、ザック・スナイダー監督の構想に基づく新バージョン「スナイダー・カット」の製作が実現したことについて、ザック・スナイダー監督やサイボーグ役のレイ・フィッシャーが相次いで感謝の言葉を述べている。2021年、米HBO Maxにて配信されることが発表されて以降、スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、バットマン役のベン・アフレックもコメントを発してきた。
米国のSNS「Vero」のポッドキャスト「The NiceCast」に登場したスナイダー監督は、『ジャスティス・リーグ』の公開から2年を迎えた2019年秋、スナイダー・カットの公開を求める「#ReleaseTheSnyderCut」運動が大きな高まりを見せたことについて、「公開の記念日が素晴らしい時間になりました」と振り返っている。もともと監督が本作を降板したのは、愛娘のオータムが自ら命を絶ったことがきっかけ。ファンによる寄付活動も含め、スナイダーは深い感謝の意を表している。
「ファンのみなさんがしてくださったこと、自殺予防のために寄付を行ってくださったこと、善のために尽くしてくださったことについて、僕たちは言葉にすることができません。本当に素晴らしいことだと思います。映画のことを抜きにして、メンタルヘルスへの関心を高めてくださったことだけでも素晴らしいこと。(DC)ユニバースやキャラクターへの愛情と、世界をよりよいものにしようという社会活動が結びついたのだと思います。本当にすごい、非常に良いことですし、僕自身は、それがこの映画をめぐって起きたことをありがたく、とてもうれしく思います。最高の出来事でした。」
また、サイボーグ役のレイ・フィッシャーは、自身のTwitchチャンネルを通じて「みなさんに感謝します。みなさんの支援に、特にオータムやスナイダー家を支えてくださったことに感謝します。二人(ザックと妻のデボラ)は、まったく、何にも代えがたいほど感謝しています」と語った。感極まり、涙を流しながら「本当に大きなことです。スナイダーにとって、僕にとってもかけがえのないこと。ありがとうございます」とも述べているのだ。
もともとフィッシャーは、公開から5ヶ月後の2018年春の時点で、SNS上でスナイダー・カットの存在を示唆するなど、ファンへの間接的な働きかけをしばしば行ってきた人物。スナイダー・カットの配信決定後には、「戦った人たちのために。信じた人たちのために。ありがとう」とのコメントを投稿していた。
同じく、アクアマン役のジェイソン・モモアは「ついに実現したぞ。ジャスティスが下された。実現させてくれた全員に、俺からアロハを贈ろう」とのメッセージを投稿。スーパーマン役のヘンリー・カヴィルも「ついに実現した、スナイダー・カットが来年やってくる!」と記した。「スナイダー・カットの存在や実現の是非について、しばらく賛否があったことは知っています。だけど、さらなる『ジャスティス・リーグ』が観られるってことです。これはWin-Winですよ。お互いに仲良くね。そしてミスター・スナイダー、本当におめでとうございます!」
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